スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

ウサギとカメ その3

2016年08月25日 | Weblog
ガンテツは多才な奴だった、特にペンを握れば才は極わ立つ、地方行政に対しての提案記事は多く、業界新聞に連載した、自主出版の本も何冊か出した。
当時地方新聞社主であった奥寺一雄(故人)氏を師と仰ぎ、その実行する旗頭役を担った。
「日中友好の翼」なる、いわて花巻空港活性化に繋げるチャーター機を中国山西省に何便も飛ばした、いわて路を桃の花で埋め尽くそうとする桃源郷植樹、平泉を世界遺産登録へ繋げる安倍一族の検証等、寝食を惜しまない活躍があった。
その頃の自分はと言えば、社業が軌道に乗り仕事が面白く、ひたすら会社の発展に全力投球だった。

(昭和20年の岩谷堂役場 我々のふるさと)

人それぞれだが会社経営には、昔から人・物・金が基本である。ガンテツ会社に後継者は育っていたか、番頭格がいたか、公共工事は安定して受注出来ていたか、資金繰りはどうだったか、同じ経営者としては甚だ疑問に思ったものである。
ガンテツ会社は東日本大震災が起こる直前に消えてしまった、今の復興バブルを見れば残念だったろう。

ガンテツはどっかで下駄を履き違えてしまったが、来世では豊かな才能を生かし、好きな本でも書いてのんびり暮らして貰いたい、ウサギのように常に先頭を走って来た人生だったろうが、カメのような生き方もそれなりに楽しいもんだ・・・・🙏

=おわり=