(つづき)
過去・現在・未来の三世にまします諸仏たちも
般若波羅蜜多を実践されて、
この上ない正しい完全な悟りを得られたのだ。
だから、このように言うことができよう。
般若波羅蜜多というのは、
すばらしい霊力のあることば、
すなわち真言であり、
すぐれた真言、無上の真言、無比の真言である、と。
それはあらゆる苦しみを消滅させてくれる。
じつに真実にして虚ならざるものである。
そこで、般若波羅蜜多の真言を説く、
すなわち、これが真言である――。
往き、往きて、彼岸に達せる者よ。
まったき彼岸に達せる者よ。
悟りあれ、幸いあれ。
(静子出)
私事ですが
十月に母が亡くなりました。八十九歳でした。
まだまだ先と思っていた別れの時が
思いがけない早さでやってきました。
「あんなにずっーとがんばってきたのに、
それなのに僕たちはまだ「がんばれ、がんばれ!」
って言い続けて・・・
もうがんばらなくっていいからね。お母さん・・・」
葬式の時に弟が泣きながら母へ語りかけた言葉です。
今、母はやっとやすらかな眠りについていることでしょう。
私たちを産み、育て、愛し、支えてくれた母に感謝し、
あぁ~もすれば・・と悔いながら、般若心経を唱えています。
1週間ほどめそめそ泣いて暮らしていましたが、
立ち直るきっかけはお茶でした。
茶事へお招きいただいていたのです。
「どうなることかしら?(正客だった・・)」
心配しながら出かけました。
ご亭主さまやご連客さまのお蔭でいつものように
楽しく過ごすことができ、感謝しています。
お茶をやっていてお茶の仲間がいて本当に良かった
とつくづく思いました。
その後、がんばって何とかやり遂げた春草廬・有楽茶会、
お茶を後押ししてくれた母もきっと喜んでいる・・・
と思うこの頃です。 合掌。

(前へ) (四国遍路のトップへ)
写真は「四国八十八ヶ所巡拝御宝印譜」の軸です。
過去・現在・未来の三世にまします諸仏たちも
般若波羅蜜多を実践されて、
この上ない正しい完全な悟りを得られたのだ。
だから、このように言うことができよう。
般若波羅蜜多というのは、
すばらしい霊力のあることば、
すなわち真言であり、
すぐれた真言、無上の真言、無比の真言である、と。
それはあらゆる苦しみを消滅させてくれる。
じつに真実にして虚ならざるものである。
そこで、般若波羅蜜多の真言を説く、
すなわち、これが真言である――。
往き、往きて、彼岸に達せる者よ。
まったき彼岸に達せる者よ。
悟りあれ、幸いあれ。
(静子出)
私事ですが
十月に母が亡くなりました。八十九歳でした。
まだまだ先と思っていた別れの時が
思いがけない早さでやってきました。
「あんなにずっーとがんばってきたのに、
それなのに僕たちはまだ「がんばれ、がんばれ!」
って言い続けて・・・
もうがんばらなくっていいからね。お母さん・・・」
葬式の時に弟が泣きながら母へ語りかけた言葉です。
今、母はやっとやすらかな眠りについていることでしょう。
私たちを産み、育て、愛し、支えてくれた母に感謝し、
あぁ~もすれば・・と悔いながら、般若心経を唱えています。
1週間ほどめそめそ泣いて暮らしていましたが、
立ち直るきっかけはお茶でした。
茶事へお招きいただいていたのです。
「どうなることかしら?(正客だった・・)」
心配しながら出かけました。
ご亭主さまやご連客さまのお蔭でいつものように
楽しく過ごすことができ、感謝しています。
お茶をやっていてお茶の仲間がいて本当に良かった
とつくづく思いました。
その後、がんばって何とかやり遂げた春草廬・有楽茶会、
お茶を後押ししてくれた母もきっと喜んでいる・・・
と思うこの頃です。 合掌。

(前へ) (四国遍路のトップへ)
写真は「四国八十八ヶ所巡拝御宝印譜」の軸です。