名古屋在住のDさんのメールに端を発して
春草廬を見学して以来、春草廬とその作者の織田有楽に
俄然興味が沸いてきました。
不思議なご縁に導かれるままに、秋の香りに包まれた春草廬で
茶会をいたします。
それで、茶室建築のことは全くわからないのですが、
春草廬の見所を参考書(文末)をたよりにまとめてみました。
コメントなどでお教えいただけると嬉しいです。
①九つの窓
九つの窓があり、古くは九窓亭(くそうてい)と呼ばれていました。
客座の二面と点前座の勝手付に二つずつ、それから
風炉先窓、にじり口上の窓、墨蹟窓の九つです。
九つの窓が作り出す景、空間の広がりや変化が
一番の見所だと思います。
九つの窓の配置は見事で、明るく、モダンな感じさえしました。
見る(座る)位置でも印象は違うと思いますが・・・。
点前座の勝手付に二つ、風炉先に一つ、窓があります。
遠州好みの突き上げ窓はありませんが、
明るい点前座は亭主にとって嬉しいことです。
勝手付きの二つの窓は織部好みの「色紙窓」のように
ずらした配置ではありません。
如庵(有楽作、国宝)の点前座に見られる、竹を詰め打ちした
「有楽窓」はありません・・・。
②間取りと床
三畳台目の間取りですが、床の位置が異色だそうです。
点前座と床が向き合って配置されています。
この配置ですと、正客から点前座がよく見えますね。
それに正客席から一番多くの窓が見えるように思います。
にじり口が左端にあり、そこから床は見にくいように
思いますが、いかがでしょうか?
これを機に床、にじり口、点前座の位置関係について
やっと興味を覚えるようになりました。
(前へ) (次へ)
写真は、春草廬・客座の二つの窓です。
春草廬を見学して以来、春草廬とその作者の織田有楽に
俄然興味が沸いてきました。
不思議なご縁に導かれるままに、秋の香りに包まれた春草廬で
茶会をいたします。
それで、茶室建築のことは全くわからないのですが、
春草廬の見所を参考書(文末)をたよりにまとめてみました。
コメントなどでお教えいただけると嬉しいです。
①九つの窓
九つの窓があり、古くは九窓亭(くそうてい)と呼ばれていました。
客座の二面と点前座の勝手付に二つずつ、それから
風炉先窓、にじり口上の窓、墨蹟窓の九つです。
九つの窓が作り出す景、空間の広がりや変化が
一番の見所だと思います。
九つの窓の配置は見事で、明るく、モダンな感じさえしました。
見る(座る)位置でも印象は違うと思いますが・・・。
点前座の勝手付に二つ、風炉先に一つ、窓があります。
遠州好みの突き上げ窓はありませんが、
明るい点前座は亭主にとって嬉しいことです。
勝手付きの二つの窓は織部好みの「色紙窓」のように
ずらした配置ではありません。
如庵(有楽作、国宝)の点前座に見られる、竹を詰め打ちした
「有楽窓」はありません・・・。
②間取りと床
三畳台目の間取りですが、床の位置が異色だそうです。
点前座と床が向き合って配置されています。
この配置ですと、正客から点前座がよく見えますね。
それに正客席から一番多くの窓が見えるように思います。
にじり口が左端にあり、そこから床は見にくいように
思いますが、いかがでしょうか?
これを機に床、にじり口、点前座の位置関係について
やっと興味を覚えるようになりました。
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写真は、春草廬・客座の二つの窓です。