暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

左京区カフェ探検隊

2012年08月11日 | 京暮らし 日常編
私の住む左京区には散歩の途中でふらっと寄ると、
とても居心地の良いカフェや通いたくなる個性的なカフェに出会うことがあります。
そんな時、京大の生協で「京都 左京区さんぽ」(リベラル社)という
ステキな本に出合いました。
最初の部分をちょこっと紹介しますね。

         はじめに

     大文字山や糺の森の深い緑と
     鴨川や琵琶湖疏水の流れに囲まれた左京区は
     京都のほかのどこよりも、自由な時間が流れるエリア
     その空気に惹かれて集まった個性豊かな人たちが
     自分の「好きなもの」を大切に暮らしています

     全国から訪れる人が絶えない個性的な本屋さん
     体にも地球にも優しい品がそろうカフェやショップ
     一つひとつ手作りの可愛い雑貨が並ぶ市
     時が止まったようなクラシックな喫茶にバー・・・

     こんなあるじの「好きなもの」を集めた空間と
     出合ったときのワクワクが、左京区さんぽの楽しみです
     ・・・・中略・・・・

     みんなに教えたいもの、自分だけの秘密にしたいもの
     この本を片手に歩くさんぽ道が
     あなたの「好き」との出合いに続きますように  
                                アリカ

本との出合いもあって、左京区カフェ探検隊を編成しました。
・・・といっても隊員は
「ぜひご一緒に探検を・・・」と名乗り出てくださった
左京区在住のPさんと私の二名です。
月1~2回のペースで、気になっているカフェを探訪しようと張り切っています。

                

第一回左京区カフェ探検は「茶寮 宝泉」です。
下鴨神社に添って細い道を北へ向って、自転車を走らせました。
途中で芙蓉の花がたくさん咲いていて、もう秋ですねぇ~。

                

我が家から自転車で15分くらいでしょうか?
住宅街の中で目印がないので地図を片手に探して、14時頃になって到着。
「いつもは待合の席がいっぱいですが、今日は空いているみたいです」
と先に来て待っていてくださったPさん。

名物の「わらび餅」は、受注してから作るので15分かかるとか。
宝泉堂の「わらび餅」にあこがれていたので、迷うことなく注文しました。
注文後しばらくしてから、庭に面した和室へ案内されました。
座卓がゆったりと配置され、どの席からも美しい庭を眺めることができます。

                
                

「最初に何もつけずにご賞味ください。 
 お好みでこちらの黒蜜をどうぞ・・・」
ギヤマンの器に笹葉が敷かれ、黒餡の「わらび餅」5個が乗っています。
勧められた通りに、そのまま一つを口へ運ぶと、
冷たくツルッリとした食感のあとに、黒餡が程よい歯ごたえと甘さです。
黒蜜をかけると、葛切りとあんみつを同時に思い出すような美味しさでした。

                                   
                       わらび餅

Pさんが注文した「京しぐれ」も涼しげでおいしそう!
他にも上生菓子と各種お茶のセット、冷やしぜんざい・・・。
何度も通いたくなるお店・・・と思いました。

               
                       京しぐれ

平日のせいか、混んでいなかったので、冷茶をお代わりし、
尽きぬ茶談義を愉しく交えながら午後の一刻を過ごしました。

参考までに、わらび餅・・950円、京しぐれ・・840円です。

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     茶寮 宝泉
     〒606-0861 京都市左京区下鴨西高木町25
     TEL:075-712-1270  FAX:075-712-1270
     営業時間:午前10時~午後5時(LO:午後4時45分)
     定休日:水曜日(祝日の場合、翌平日休み)