大分時間が経ってしまったのですが、どうしても記録しておきたくって追加いたします。
6月11日(日)に「颯々の茶事」が無事に終わりましたが、その後も茶事が続いたので、一旦は掲載を断念しました。
ここのところの猛暑の中、何度も後礼のお手紙を読み返し、何故断念してしまったのかしら? と後悔しきりです。
「颯々の茶事」で詰をつとめてくださったIさま、いつもやさしい微笑と共に暁庵の茶事を応援してくださるIさま、遅くなりましたが後礼のお手紙を掲載させていただきます。
Iさまの後礼の手紙
梅雨に入り長い雨が続いております
暁庵様のお宅にお伺いする時はほとんどが雨の日でございます
私はいつも雨を呼んでいるようです
日曜日はお招き頂きまして ありがとうございました
桜 五山送り 口切り ゆく年(クリスマス)・・・暁庵さまのお茶事は数時間の移ろいの中にいつも物語があり 帰り支度をする頃は重厚な本を読破した気分になるのです
今回はお遍路巡りのお話と共に進めてくださいました
寄付きのテーブルクロスまで季節に合わせて変えていらっしゃるのでしょうか
洗心の軸に迎えられ 伏傘懐石の趣向に合わせて傘をかぶる一閑人の火入なのかと思いましたが 外でも合わせるかのような雨音・・・素晴らしい演出です
小梶さまのお料理はジュレの醤油や煮物椀の板蕨、大きな田楽と、とても斬新ですね 皆で歓声をあげておりました
(煮物椀・・・枝豆真蒸 板蕨 隠元 青柚子)
鈴や橋のお茶碗を拝見しながら暁庵さまのお遍路巡礼に想いを寄せておりました
お仕事と子育てにお忙しいながらもお茶を勉強され ご退社されてから京都で更に深められ、そしてご縁があって今こうしてご一緒させていただいている事に本当に感謝いたします
かけがえのないお時間を作ってくださっている事に私もまた刺激を受けました そして年齢を重ねて行くことが、ますます楽しみになりました
どうぞ今後とも宜しくお願い致します
まだまだ雨は続きます
大好きなのですが 滑りやすい季節です
お気をつけてお過ごしくださいませ かしこ
令和五年六月十三日 Iより
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