ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

埼玉県北本市にある北本自然観察公園では、ウグイスなどを観察しました

2016年03月10日 | 季節の移ろい
 埼玉県北本市にある北本自然観察公園では、ウグイスが鳴き始めました。ここには、1カ月ぶりの訪問です。

 北本自然観察公園のヨシ原は枯れ野の状態のままです。



 ヨシ原は一見すると、見た目は冬景色のようですが、このヨシ原の中では、草の新芽が芽吹き、それを目当てにクイナなどが潜んでいます。

 北本自然観察公園は、湿原や雑木林などで構成される里山風景がそのまま保存されている野鳥観察愛好家のメッカです。

 複雑な形の北本自然観察公園の南側には、南北方向に幅が狭い湿原が続き、その小道の片側はササヤブがある斜面です。

 ササヤブの小道の片側には、ソメイヨシノ(染井吉野)の桜並木が続きます。

 小道の近くのササヤブの中で、ウグイスが鳴き、斜面の奧にある背の高いササヤブまで飛んでいきます。小道の近くのササヤブと奧の背の高いササヤブの間を、数羽のウグイスが行き来しています。

 その内に、ウグイスが頭上のソメイヨシノの木の枝に飛んできて、鳴き始めました。地鳴きではなく、あの「ホー・ホケキョ」と鳴きます。





 頭上に留まったウグイスです。



 やや逆光でしたが、今年初めて、ウグイスをじっくりと観察できました。ウグイスは身体の羽根の色が灰褐色の地味な野鳥です。

 別の湿地近くにある疎林の雑木林に、冬鳥のシメがでてきました。





 シメは白梅が咲いている梅林から飛んできました。

 冬鳥のジョウビタキも数羽、低木の枝から枝に飛び移っています。





 今回は残念ながら、アオジには出会うことがてきませんでした。

 北本自然観察公園を構成するヨシ原や雑木林では、これから急速に草が伸び、木の枝では新芽が芽吹き、草原や雑木林は緑色に変わって行きます。

 なお今回、ウグイスに出会った南側の小道の先には、「石戸蒲ザクラ」(いしとかばざくら)と名付けられた樹齢800年以上のカバザクラの古木が植えられた東光寺があります。

 このカバザクラの古木は、国の天然記念物に指定されており、サクラの花が咲くと、大勢の花見客が観賞しに訪れます。