a.k.a.って何の事だったか:
つい先日採り上げたワシントンポスト紙がIOCのバッハ会長を“ripper-off”(=ぼったくり屋)と揶揄した記事の中に“a.k.a.”とあったので、一瞬「はて、何の事だったか」と当惑させられた。これは検索してみて、Weblioや英辞郎でその意味を確認できた。偽らざる感想は「20数年も英語の現場から離れていたために、akaを忘れていたとは不甲斐ない」というものだった。そこで、英文を読んでいると屡々現れる独得の略語を思い出すままに並べて、自分の記憶のためにも解説してみようと思うに至った。
a.k.a.
解説)これは既に解説したように“also known as”で「~としても知られている」か「別名は」という意味である。ワシントンポスト紙はa.k.a.のように全てピリオドが打ってあるが、Oxfordには素っ気なくakaとなっていて、例文には“Antonio Fratelli, aka “Big Tony”.とあった。因みに、ジーニアス英和にはakaが併記されていた。何の事はなかったので、akaだったら何度か辞書を引いて確かめたことがあった。初めて出会った時には「なんで英文に赤が出てくるのか」などと当惑した記憶があった。
a.s.a.p.またはasap:
解説)これは言うまでもないことで“as soon as possible”である。「できるだけ早く」とか「可及的速やかに」のことで、akaとは少し趣が違う略語だ。私は往年にはテレックスやファクシミリの文章の中では重宝に使っていた。
e.g.:
解説)これは“exempli gratia”というラテン語が基になっていて、英語にすれば“for example”である。Oxfordの例文は“popular pets, e.g. cats and dogs”となっていた。
etc.:
解説)経験した限りでは、これは一寸面倒な略号だった。これもラテン語で“et cetera”なのだが、アメリかでは“and so forth”と読んで、「~など」か「その他」の意味になる。ジーニアス英和の例文は“I spoke to Mary, Jane, etc.”とあった。Oxfordでは“Remember to take some paper, a pen, etc.”というのが出ていた。注意すべき点はetc.の前にかならずcomma、即ち「コンマ」を打っておくことだろう。今はそれを忘れても、ワードが直せと知らせてくれるが。なお、高速道路とは何の関係も無い。
i.e.:
解説)これもラテン語で、“id est.”の略である。英語に言い換えれば“that is to say”となって、即ち「即ち」なのだ。Oxfordの例文は“the basic essentials of life, i.e. housing, food and water”とあった。
NB:
解説)OxfordにはアメリかではN.B.とするとあるが、ジーニアス英和にはnb.もありとなっている。これもまたラテン語であり“nota bene”で、英語に言い換えれば“note well”であって「注意せよ」という意味だ。Oxfordの例文は“NB The office will be closed from 1 July.”とある。「事務所は7月1日から閉鎖されるので注意せよ」となるようだ。私は“1 July”というQueen’s Englishの表現が面白かった。NBアメリかではJulyが先になる。
OK:
解説)私は戦後間もなく英語で話すことを教えられたGHQの秘書の方には「OKは俗語だから極力使わないように」と指導された。だから永年アメリカ人の中にいても、殆ど使ったことがなかった。意味の解説は必要ないと思うが、元はall correctとおどけたものがoll korrectとなり、さらにOKとなったとされているようだ。“okayのように書くこともある。私は”all right“の意味でもあると解釈している。アメリカの英語では”OK’d“などと動詞のように使われている例もある。
ジーニアス英和の例文は“Are you doing OK?”とあり、Oxfordには“Shall we go for a walk?” “OK.”という使い方が出ている。
つい先日採り上げたワシントンポスト紙がIOCのバッハ会長を“ripper-off”(=ぼったくり屋)と揶揄した記事の中に“a.k.a.”とあったので、一瞬「はて、何の事だったか」と当惑させられた。これは検索してみて、Weblioや英辞郎でその意味を確認できた。偽らざる感想は「20数年も英語の現場から離れていたために、akaを忘れていたとは不甲斐ない」というものだった。そこで、英文を読んでいると屡々現れる独得の略語を思い出すままに並べて、自分の記憶のためにも解説してみようと思うに至った。
a.k.a.
解説)これは既に解説したように“also known as”で「~としても知られている」か「別名は」という意味である。ワシントンポスト紙はa.k.a.のように全てピリオドが打ってあるが、Oxfordには素っ気なくakaとなっていて、例文には“Antonio Fratelli, aka “Big Tony”.とあった。因みに、ジーニアス英和にはakaが併記されていた。何の事はなかったので、akaだったら何度か辞書を引いて確かめたことがあった。初めて出会った時には「なんで英文に赤が出てくるのか」などと当惑した記憶があった。
a.s.a.p.またはasap:
解説)これは言うまでもないことで“as soon as possible”である。「できるだけ早く」とか「可及的速やかに」のことで、akaとは少し趣が違う略語だ。私は往年にはテレックスやファクシミリの文章の中では重宝に使っていた。
e.g.:
解説)これは“exempli gratia”というラテン語が基になっていて、英語にすれば“for example”である。Oxfordの例文は“popular pets, e.g. cats and dogs”となっていた。
etc.:
解説)経験した限りでは、これは一寸面倒な略号だった。これもラテン語で“et cetera”なのだが、アメリかでは“and so forth”と読んで、「~など」か「その他」の意味になる。ジーニアス英和の例文は“I spoke to Mary, Jane, etc.”とあった。Oxfordでは“Remember to take some paper, a pen, etc.”というのが出ていた。注意すべき点はetc.の前にかならずcomma、即ち「コンマ」を打っておくことだろう。今はそれを忘れても、ワードが直せと知らせてくれるが。なお、高速道路とは何の関係も無い。
i.e.:
解説)これもラテン語で、“id est.”の略である。英語に言い換えれば“that is to say”となって、即ち「即ち」なのだ。Oxfordの例文は“the basic essentials of life, i.e. housing, food and water”とあった。
NB:
解説)OxfordにはアメリかではN.B.とするとあるが、ジーニアス英和にはnb.もありとなっている。これもまたラテン語であり“nota bene”で、英語に言い換えれば“note well”であって「注意せよ」という意味だ。Oxfordの例文は“NB The office will be closed from 1 July.”とある。「事務所は7月1日から閉鎖されるので注意せよ」となるようだ。私は“1 July”というQueen’s Englishの表現が面白かった。NBアメリかではJulyが先になる。
OK:
解説)私は戦後間もなく英語で話すことを教えられたGHQの秘書の方には「OKは俗語だから極力使わないように」と指導された。だから永年アメリカ人の中にいても、殆ど使ったことがなかった。意味の解説は必要ないと思うが、元はall correctとおどけたものがoll korrectとなり、さらにOKとなったとされているようだ。“okayのように書くこともある。私は”all right“の意味でもあると解釈している。アメリカの英語では”OK’d“などと動詞のように使われている例もある。
ジーニアス英和の例文は“Are you doing OK?”とあり、Oxfordには“Shall we go for a walk?” “OK.”という使い方が出ている。
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