新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

12月2日 その2 アメリカは性悪説信奉国

2021-12-02 16:19:44 | コラム
何故アメリカのホテル側はチェックインの際にクレデイットカードの提示を求めるのか:

以下は今朝ほどの「我が国は世界にも珍しい性善説信奉国なのだ」の補足説明である。

私もアメリカに行かなくなって早くも10年が過ぎでしまったので、デイジタル化と言うべきかICT化が進んでいただろうアメリカでは、現在どうなっているかは確認していない。だが、このようにクレデイットカードを提示させて「泊まり逃げ」を防止する制度があるのだった。

念の為に、その仕組みをあらためて解説しておくと(ご存じの方は多いと思うが)「ホテルのフロントデスク(乃至はreception)の係員は、そのカードの会員番号をクレデイットカードによる支払いの帳票にその場でインプリント(imprint)というか刻印して、記録してしまうのだ。

こうすることで、仮令そのお客がチェックアウトの手続きをせずに出ていってしまったとしても、カードの会員番号を取ってあるのだから、カード会社に請求できるという仕組みなのである。この点を私は「彼らはお客様が逃げてしまう」との前提で考えていると見たのである。これが性悪説の表れでなくて何であろうかという意味なのだ。

余計なことかも知れないが、カードを持っておられないか、あるいは現金で払おうと予定しておられた方は、ホテル側から宿泊日数の代金よりも大きな金額の預かり金(deposit)を要求されることになる。ここでも「逃げられない手立て」が整えられているのだ。



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