新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

厚底シューズ

2020-02-02 11:06:23 | コラム
WAが東京オリンピックでの着用を承認した:

相変わらずWA(世界陸連)は好ましくない存在だなと思わせてくれた決定だった。この決定では簡単に言えばNikeのVapor flyだけが承認されただけで、現時点では鋭意開発中のアシックスやミズノの靴は実質的に承認されていなかったと言えるのだ。私が永年指摘して来た「国際的な各種競技の団体は我が国の選手や代表テイームがオリンピックや世界選手権等で好成績を挙げると、躊躇することなくルールを我が国に不利になるように改正?して来たのは、明らかに西洋の諸国を守る手立てだ」との点が、この承認にも現れているような気がしてならない。

考えすぎだと言われればそれまでだが、彼等は「オリンピックで好成績を残したければ3万円を投じてNikeの靴を買え」と言ったのにも等しいのだ。しかも、選手たちはこれからオリンピックまでの期間に練習用も含めて何足買って履き潰さわねばならないかを考えてご覧なさいと言うこと。大きな負担かも知れないがNikeを潤すことは出来る。アシックスやミズノも我が国の選手たちの為の靴は作れないように追い込まれたのだ。私が知る限りでは我が国の靴のメーカーの開発から何からの全ての能力は世界最高であるのだ。

30年以上も前のことだったが、オーストラリア人でアシックスの販売権を持っている人に、アメリカ行きの機内で私が履いていたアシックスのスニーカーを見て「良い選択だ。技術と品質ではアシックスが世界のナンバーワンで、Nikeは人気が高いが優れている点はデザインだけだ」と聞かされたことがあった。私はUKのメデイアが「WAはオリンピックでのVapor flyの使用を禁じるかも」と報じたときに、彼らの白人同盟がそのような愚挙にでる訳がないと見ていた。そして、今回の承認だ。アシックスもミズノも黙って引き下がるべきではないと思ってる。

中々新型コロナウイルス性肺炎の話題から離れられなかったが、WAが漸くこのようなことを論じる機会を与えてくれたのだった。余談かも知れないが、あのNikeの靴をマスメディアが「厚底シューズ」と呼ぶのは実体を無視していると言いたい。私は底が厚いから記録が出るのではなく、カーボンファイバーのバネが入っているからだと聞かされている。でも、これでは長すぎてあの靴の名称には適切ではないのか。そう言うのならばズバリと「ヴェイパーフライ」でも良くはないのか。



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