細谷君の無念を思う時:
冷静なる評論家を以て自認する私も黙ってはいられないと立ち上がった次第だ。
昭和20年(1945年)に湘南中学の蹴球部に入って以来、2005年まで形を変えたとは言えフットサルまで続けていた身でありながら、ついぞ「オフサイド」の反則をした経験がないのだが、あのパリ2024での細谷君に対するVARによるとは言え、オフサイドの判定は常識を逸脱するとしか思えないのである。いや、あれはオフサイドではあり得ないと思った。ディフェンスよりも前に出ていないし、ボールは彼の後方にあったのだから。
そこで、60年もの長きにわたってWMフォーメイションの時代から現在までサッカーを懸命に練習し、リタイア後はリクリエーションとした楽しみ、高齢化してからは観て論じてきた者として、改めて「オフサイドとは」を調べてみた。最も誰にも解りやすいと思った説明がABEMAにあったので、少し長くなるが敢えて引用してみることにする、
>引用開始
オフサイドとは:
オフサイドポジションにいる選手に対してパスを出せなくするルールです。以下の3つの条件を満たしたオフサイドポジションにいる選手にパスが渡ると、オフサイド判定となります。
- 1:攻撃側の選手が守備側のフィールドにいる
- 2:パスを受ける攻撃側の選手が、ボールよりも守備側のゴールに近い場所にいる
- 3:パスを受ける攻撃側の選手が、後ろから2人目の守備側の選手よりゴールに近い場所にいる
要するに、攻撃側の選手の視点から見て「攻めるときに相手チームの陣内にいて、自分とゴールのあいだに相手が1人しかいないときに、味方からパスをされたボールを受けるとオフサイド」になります。
言葉にすると少しわかりづらいですが、試合を見ていてオフサイドが起きる状況はだいたい「攻める選手が守備チームのディフェンダーとゴールキーパーのあいだにいて、その状態で味方からのパスを受けた」となります。ゴールキーパーの次にゴールの近くにいるディフェンダーから、攻撃側でパスを受ける選手がはみ出していないかに注目すると分かりやすくなります。
しかし、トップのプロ選手になると、攻撃選手も分かりやすくオフサイドポジションにいることはあまりありません。相手ディフェンダーからはみ出さない、オフサイドポジションにギリギリでならない場所にいて、攻撃チャンスをうかがっています。
一見、ややこしく見えるルールですが、オフサイドをめぐる攻撃と守備選手の駆け引きもサッカーの大きな醍醐味です。(中略)
FIFAワールドカップカタール2022では「半自動オフサイドテクノロジー」の導入が決まっています。
これまで採用されていたシステムでは、ボールや選手の位置を手作業で指定し、テクノロジー上で正確なラインを自動で引いてオフサイド判定に役立ててきました。新システムでは、オフサイドの可能性があった場合、その場面自体を自動で抽出します。ボールや選手の位置は専用センサーで自動検出するので、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)での判定もこれまで以上に早く行えます。
半自動オフサイドテクノロジーには、スタジアムの屋根に取り付けられた12台の追尾専用カメラが使用されます。そしてボールと選手の身体の部位を1秒間に50回追跡することで、フィールド上で正確な位置を特定します。追尾できる身体の部位は最大29ヶ所で、オフサイド判定に必要な部分はすべて含まれるようになっています。
オフサイドの判定には、ボールをいつ蹴ったかの判断も重要となります。そのため、カタールワールドカップの公式試合で使われるボール「アル・リフラ」にも、最新テクノロジーが組み込まれています。このボール内部には慣性を測定するユニットセンサーが搭載されていて、データを1秒間に500回送信可能です。
オフサイドポジションにいる攻撃側の選手がボールを受けるたびに、VAR側に「自動オフサイドアラート」が提供されることで、半自動オフサイドテクノロジーとVARとの連携もできるようになっています。3Dアニメーションによる映像化も自動的に行われ、スタジアムの大型ビジョンやテレビでも映されることで、オフサイド判定が観戦者にもより分かりやすくなります。
半自動オフサイドテクノロジーは、FIFAクラブワールドカップ2021などですでに運用され、成功している技術です。ワールドカップでも半自動オフサイドテクノロジーによって、オフサイド判定にかかる試合の中断時間が短く
参考資料: ABEMA
<引用終わる
何度か読んで見たが、細谷君のプレーは該当しないが、VARの判定を優先したと言うことなのだ。その判定は上記の冒頭に出てきた
- 1:攻撃側の選手が守備側のフィールドにいる
- 2:パスを受ける攻撃側の選手が、ボールよりも守備側のゴールに近い場所にいる
- 3:パスを受ける攻撃側の選手が、後ろから2人目の守備側の選手よりゴールに近い場所にいる
の何れにも該当してはいなかったのである。
要するに、私は「細谷君はオフサイドではなかった」はずだと見たが、VARではそういう見方を覆した事になっていたのである。人である審判はAI(なのかな)には譲ってしまったことのようだ。AIに対しては、将棋の藤井聡太氏でさえも勝てないと言われているのだから、サッカーのレフェリーも抗うことも出来ずに従わざるを得なかったという事なのかな。
このような状況下では「オフサイド」の規定は変えなくてはならないと思うが、変更の決定の前に判定された細谷君は「ディフェンスを背中に背負っていたのだから」本当に気の毒だったと言うしかない。いや「あの笛は偏ってはいなかったか」との疑問も残る気がするのは誤りか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます