来年度から始まる大学入学共通テストで導入予定の国語と数学の記述式問題について、政府・与党が実施を延期する方向で検討しているというニュースがネットに出ていた。教育改革を推進していた読売新聞による報道なので、おそらくその流れなのだろう。遅すぎたが当然の結論であろう。明らかに議論不足であり、準備不足であった。しっかりと検証し責任をとってもらいたい。
確かにこの延期はいいことであり評価したい。しかし実はこんな無謀が実現の寸前まで来ていたことのほうが大きな問題なのだ。私自身も今の高校2年生にその対策として問題集を買わせた。当然記述式がなければ別の問題集を買わせたはずである。生徒に対して申し訳ないことをした。この責任は誰がとるのか。
もちろん文部科学大臣は責任をとって辞任してもらいたいが、それと同時に、議論不足で準備不足のまま強引に政策が進んでしまった原因を明らかにしてもらいたい。そこには当然、下村博文氏、遠藤利明氏などの文教族の重鎮から正直な話をしてもらう必要がある。そしてベネッセとの癒着がなかったのかを明らかにしてもらう必要がある。
この問題に関しては何年も前から反対意見が非常に多いのにもかかわらず、政府はそれを強引に進めてきたのである。責任は重大である。責任の取り方をごまかすことを許すわけにはいかない。
国語、数学でも、英語民間試験と同じ流れになりました。
「延期」は良いけれど、これが終わりでなく、ここから日本全体、より良い学校教育のあり方を考え直さなければならないのも同じですね。
(教員になって約30年、この間英語は政府の場当たり的方針に「翻弄」された感しかありません。)
私がここでブログを続けることになったのは、同時期に始められた(?)先生の、まさに「とにかく書いておかないと」という言葉に励まされたからでもあります。
私の方はいつもお目汚しの駄文で失礼しておりますが、
教育や映画、それに私自身は全くの門外漢である演劇などに関する冷静な分析を参考にさせていただくことが多く、楽しみにしておりますので、
これからもどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
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