新シリーズ開幕。「源氏物語を読む」です。源氏物語を最初から読みながら、気になったことを書き残すというシリーズです。ハードルを上げると途中ですいやになるので、どうでもいいようなこともたくさん含まれると思いますし、感想なしに終わってしまうこともあるかもしれません。それはそれでよしということで始めます。あくまでもメモです。
『桐壺』は最初の巻ですので、本当はたくさん言いたいことがあります。しかしあまり書くとプレッシャーで読むのがいやになってしまうので、今回は2つだけ書きます。
①光源氏とエディプスコンプレックス
源氏物語はオイディプス王と設定が似ています。オイディプスはそうとは知らずに父親を殺し、そうとは知らずに母親と結婚します。光源氏は母親と瓜ふたつの父親の妻と結ばれます。父親を裏切り、母親の代理と結ばれるのです。構造的には似ていると言っていいでしょう。これは物語の型として流通していたと考えていい。これがどこから来ているのか。深層心理の問題なのか。それとも物語が伝播したためなのか。興味深いことです。
②占い師による予言
桐壺の中に物語の構造として占い師の予言が出てきます。これも物語のパターンの一つです。なぜ人間は予言を欲するのでしょう。物語論の一つのテーマとして考えたいことです。
物凄く哲学的なモノを感じました
オイディプスを下地にしたのが
村上春樹「海辺のカフカ」でした
どちらも忘れたくても忘れられない
変な引っ掻き傷を残していきました
2年間だけだったのか、今検索しましたけど、あったはずの『桐壺』がありません(泣)
エディプスコンプレックス も検索してみて軽いショックです(笑)
ギリシア神話のオイディプス王に源氏物語にそのようなことがあるとは初耳でした(汗)
有難うございました。