



汐止めの名物旧新橋駅に行った、麻布十番の駅に行って、本当はミッドタウンまで歩こうかと考えていたのだが、考えが変わって、バスに乗ってしまった、ひとりたびだと、このように考えが変わっても、誰も文句を言わない、これは嬉しいね、お財布に余り入ってないことはわかっているが、交通機関はスイカだし、鉄道創業時代の遺稿を興味深く拝見して資料館に入る、ここは無料である、今回のテーマは、百年前の修学旅行ーハイカラさんと東京駅に時代、という展示で、
奈良女子高等師範学校の生徒達の東京長途遠足
という内容だった、日露戦争後日本は世界から注目され、学校も総力を上げて修学旅行のカリキュラムを進展させようとしたのである、

ここでビデオを見ていたら東京駅の完成が昭和12年だといっていて、隣の親父が俺のトシだ、といった、私も同じだよと言って話し始めたのだが、彼の連れは実にすがすがしく肩をもんだり、ビデオが終わるとすぐ次の番組のスイッチを押すといった風に仲が良いのであった、よく出来た奥さんだと褒めると、奥さんではなくてオトモダチだという、ああ、そうだろうね、 そのビデオで浜離宮の事もやっていたので、行ってみようと思う、一人旅の良さである、浜離宮の入場料はシニア150円という安さである、さて池の中にある席亭で、抹茶を飲みたい、オカネを数えてみると今150円を払ってしまったので、484円とちょっと足りなかった、だけどコーヒーは200円と、とてもリーズナブルな値段で飲めた、隣の若い人はこのコーヒー一杯を二人で飲んでいた、こういう二人を見ているととても楽しそうで、青春をオオカしてもらいたいものだと思った、ここ浜離宮はオカネのない人には天国である、



きょうは風がなく、実に良い日である、浜離宮の紅葉も見ごろであった、浜離宮の池は近年だいぶ綺麗になって、水が澄んでいるようになったが、
この池には昔から鯉などを育てていない、
これは何故だろうかと思ったら、ここは海からの汐入の池なのであった、そんなら、鯛や平目を入れたらどうなんだろうか、
















浜離宮の名物、かもがり場は面白い、

この水路に慣らした鴨を放すと、野生の鴨をつれてくるそうだ、近くまで来た時に鷹を放して捕まえる、後には人間がとることに変わったが、もし逃げてしまうと、仲間のかもに連絡して2度とこの水路に下りてこないから全て捕まえないといけなかったそうである、
浅草のK君はここを見たのかといつも思う、彼の先祖は浜離宮でかもがりをやっていたに違いないので。