ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

牛の池田ダム

2018-04-21 02:11:45 | 高知県
2018年3月28日 牛の池田ダム
 
牛の池田ダムは高知県幡多郡大月町弘見の泊浦川水系長沢川にある灌漑用目的のアースフィルダムです。
ダム便覧には1965年(昭和40年)に高知県の事業により建設と記されていますが、竣工記念碑等がないためこれ以上の詳細は不明です。
管理は大月町が行っています。
 
下流面は犬走りを挟んで三段構成。
早朝の訪問で、ちょうど堤体に朝日が当たり始めました。
 
下流面
秋に草刈りされたようですっきり。
 
池の直下はかつては水田だったようですが、放棄され草地となっています。
 
天端
左岸に斜樋が見えますが、天端に轍はありません。
 
上流面はコンクリートで護岸。
 
右岸の横越流式余水吐
銀色のパイプがあります。
 
総貯水容量は14万1000立米。
奥の山に風力発電機が並びます。
 
湖面に浮かぶ施設。
フローティング式の取水設備で、ここで取水された水が洪水吐のパイプに続きます。
 
 
左岸に斜樋が見えますが、天端に轍がないことからこの斜樋は使われていないのでしょう。
 
斜樋に代わりフローティング式の取水設備が設置された池としては、同じ大月町の宮ノ越ダムや山口県長門市の門前堤などがあります。
 
2295 牛の池田ダム(1330)
ため池コード 394240001 
高知県幡多郡大月町弘見
泊浦川水系長沢川
20.1メートル
105メートル
138.2千㎥/138.2千㎥
大月町
1965年