マウンド

読み終わりました、ミス・ジャッチ

前半、ゆっくりしたペースで進み、
シーズインと共に文章の方もペースが上がって、
ページをめくった瞬間にもう次のページをめくりたくなる衝動に
挙句、ラストシーンを先に見ちゃおう。って衝動まで

が、しかし、これだけ煽っておいて
この終わり方かぁ
現実的って言えば現実的なのかな？

小説って言えば推理モノしか読まない私。
私の発想が少々現実離れしているのかも

さてさて、防御率が良いのに勝ちが付かない問題の
明確な答えは無かったけど、
主人公の精密なコントロールを狂わせていた一つに
マウンドの傾斜問題がありました。

傾斜だけじゃなく、土の固さも問題でした。って話し、
本にも書いてあったけど、ピッチャーは些細な事も気に成る。
それは子供も同じようで

公式戦が行われる球場の一つに
公園内にある少年野球サイズの球場があるのですが、
ここのマウンドがすこぶる評判が悪い
投げ難さピカイチ
歴代のピッチャーが文句を言っていた。

団体利用をしていない時は一般開放の太っ腹
野球、サッカーは勿論、バトミントン、正月は凧揚げをしている子も。

キャッチボールをしに来た親子は当然マウンドで
終わった後、ちゃんと整備をする訳もなく、
大体、道具はカギがかかった倉庫に入っているし

プレートの前には埋めても埋めてもデッカイ穴が「こんにちは」
こりゃ投げ難いよなぁ

がんチャンが、このマウンドが全然ダメ。
ストライクが入らない

しかし、そんな事全く気にしないのが
こまっち。
やっぱり投げ難いのかもしれないけど、
投げ難い。って不満は口にしてない。
言ったところで、穴が埋まるわけじゃないし、
相手も同じ条件だし。

ここで自主練をしているから慣れているのかな？
それとも神経が図太い

マウンドに合わせるのも技術ですね。