「マラソン・ウーマン」 甘糟りり子さん著
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マラソンや駅伝のTV中継を見るのは大好きです。
しかし、自分自身は、子供のころから、走るのは得意ではありません。
特別遅いわけでもないけれど、
あまり競争心がないというか・・・。
短距離でも長距離でも、
走り終えて「気持ちいい~」みたいな感覚にはあまりならないし。
とはいえ、最近、電車に間に合うようにと、
駅までの道、たった500m位かもしれませんが、
いつも走る羽目になっています。仕度が遅くって。
もう少し早く家を出ればいいのにと、反省の日々です。
さて、書店でこの本の題名を見て、作者名を見て、
「甘糟りり子さんがフルマラソン?」と違和感があって、
手にとってしまいました。
甘糟さんと言えば、トレンディ~なイメージで、
フルマラソンのストイックさが結びつかなかったからです。
フルマラソンへの道は、足の故障から始まって、
リハビリ、体作り、計画的なトレーニングと続きます。
もちろん、ご本人の努力が1番ではありますが、
周囲の支えがあってこそのマラソン挑戦だと読ませていただきました。
本書の内容は2005~6年頃のことですが、
この後、日本では、東京マラソンが開催されて、市民ランナーも増加し、
甘糟さんはそのブームの前をいっていたわけで、
やっぱり、トレンディに敏感な方なのかという気もします。
残念ながら、自分はあまり走ることが得意ではないので、
これから先、フルマラソンを走ることはないでしょう。
それだけに、本書の内容は疑似体験のように読み終えました。