四月上旬の日曜日、
天候がよさそうだったので、相方(夫)と以前からちょっと行ってみたかった、
「佃」に行きました。
佃は東京都中央区の地名で、いわゆる「佃煮」の「つくだ」です。
あるテレビ番組を見ていて、「佃に行って、佃煮を買おう」という、軽いノリで。
佃島は地下鉄メトロの月島駅が最寄りで、そこまでは、自宅から約1時間。
地下鉄の駅の階段を上がると、そこはコンクリートジャングル。
もう少し下町風情を想像していた相方は少々面喰っているみたいです。
取りあえず、佃方面を歩いてみようと、運河沿いに出て、
高層マンション群を横に歩いてみました。
桜の季節は終わっていたけれども、何とも気持ちの良い気候です。
ただ、風が強い。ビル風の影響もあるのかしら。30階以上のマンションが何棟かあるし。
ぐるりと歩くと、隅田川を臨む佃公園へ。ここで、冒頭の写真を撮りました。
中央大橋のむこうにスカイツリー。
・・・ちなみに、スカイツリーに関しては行ってみたい気が起きないのはなぜだろう。
こうやってのんびり散歩していても、あまり人と会いませんでした。
観光客はこういうところへは来ないのでしょうね~。
公園の終わりには・・・おや、ひょっとして「ブラタモリ」か何かで見た水門?
ちょっとワクワクしてしまいました。
詳しいことは忘れてしまったけれど、江戸時代には水路は重要な物流経路だったんだね。
相方は次第に「佃島の下町雰囲気はどこにあるんだ」・・・とそわそわし始め、
まぁ、あせるなと、なだめつつ、
住吉神社から住宅街を歩いていくと、老舗の佃煮屋さんらしき建物を見つけました。
(我々は地図も持たず、ただ歩くことも楽しみとしているのです)
しかし、あまりにもこじんまりというか、静かに佇んでいるお店だったので、
営業しているのかわからず、とりあえず、あとでまた来ることにしました。
相方はもっと観光客が来るような街並みを想像していたみたいです。
鎌倉の小町通とは行かないまでも。
そんな勘違いぶりもおかしかったのですが、佃の隣には月島もんじゃストリートがあり、
賑わいのあるそちら方面へ行ってみることにしました。
ちょうどお昼時、しかし、我々は残念ながらあまりもんじゃ焼きに興味がなく、
(もんじゃ好きの方ごめんなさい)、
そのおかげ?で、どこに入ろうかなどともんじゃ焼き屋さんに目移りすることもなく、
もんじゃストリートをそぞろ歩きました。お店、たくさんあるなぁ。
どのお店も結構入ってますね~。
お店の前に飾ってある芸能人の写真も興味深いです。
もんじゃストリートを往復して、おなかがすいたので、
通りの入り口近くにある、魚の干物を中心とした定食屋さんに入りました。
どうやら、色々な雑誌に取り上げられたお店のようです。
相方はゴマサバの干物定食、自分は鯵のたたき定食を注文。
鯵のたたきはそこそこでしたが、干物はピカピカして美味しそうでした。
(相方も旨かったと言ってました)
各テーブルには、イカの塩辛とわさびがきいた山海漬などがあって、
自由に頂けるようになっています。
その塩辛が自分の口に合いすぎて困った。コレステロールが高いのよワタクシ。
定食屋さん、御馳走様でした。
さて、本日のメインは・・・佃で佃煮を買う・・・ということで、
静かな佇まいの佃煮屋さんへ行ってみました。
ちょうど、お店からお客さんが出てきたので、営業してることがわかりました。
ガラスのショーケースの中には、10数種類の佃煮がありまして・・・。
やっぱり迷いますわね~。
お店の方に伺うと、人気(定番)は、「昆布、あさり、しらす・・・」ということで、
その3点を購入、合わせて¥1900。高いのか安いのかわかりません。
スーパーでなら買わない価格ではあるけれども。
お店を出ると、あら、すぐ近くにも佃煮屋さんかしら?
せっかくなので、食べ較べしたくなり、
こちらのお店では昆布を購入、こちらのお店は、全体的に、前のお店より価格低めです。
後で調べたら、この界隈に佃煮屋さんの老舗が3軒あるらしいけれど、
どこのお店も伝統を守ってほしいものです。
佃煮を買って、甘辛い香りが漂う界隈から、佃大橋を歩いて渡って本島(?)へ。
せっかく時間があるからと、築地へ足を延ばしました。
相方は築地は初めてだそうで・・・いや、自分も20年以上ぶりですが。
以前に比べると、観光客目当てのお寿司屋さんが相当増えたように思います。
そして、卵焼きのテイクアウト。¥100。
これはテリー伊藤さんのお兄さんのお店の卵焼き。かなり甘めです。
今度、築地で卵焼きの食べ較べ?のイベントがあるらしいです。
築地をさらっと見て、帰途につきました。
その夜は佃煮を頂きました。
昆布の佃煮の食べ較べ・・・。
片方は昆布がしっかりしていて、長めにカットされていたり、
味も違いますが、どちらがおいしいとか、判断はできません。
とりあえず、他のおかずはなくても、ご飯が進むのは間違いない。
その後数日は、佃煮をご飯にのせて食べることが楽しみでした
行ってよかった佃島。