モアイのためいき

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読書*「ときどき旅に出るカフェ」近藤史恵

2020-05-04 17:45:04 | 音楽・本

たまに本屋さんに立ち寄った時に、文庫本の平積みの中から、

装丁や帯で手に取ってしまう本があります。これもその1冊です。

苺のスープがおいしそうだったもので。

そして、「かもめ食堂」など、カフェとかお店を舞台にした小説。

きっと、自分の中に「お店をやってみたいけれど、まぁ無理だな」という、

憧れがあるんだと思います。

若い頃、バイト先の近くに面白い喫茶店があって、

趣味の延長でやっているのか、お店は外装も内装も飛行機なのです。

メニューに「アーモンド・オ・レ」があって、その当時では珍しくて好きだったなぁ。

趣味の延長・・・というのは、行ってみても休みだったりするところとか。

商売っ気がないというか、そもそも、集客力のある立地ではなかったなぁ。

以前、「かもめ食堂」についてここで触れたことがありますが、

その後、映画と同じ小林聡美さん主人公で「パンとスープとネコ日和」というwowowのドラマを見て、

カフェを開くにはまず、土地と建物だ・・・と思ったわけであります。

こうした余裕(家賃の支払いの心配がない)・・・というのは失礼かもしれませんが・・・が、

小説やドラマの中で、独特のリズムを生んでいるのでしょうね。

自分はそういうのを嫌いではないので、こうした小説をまたしても手に取ってしまうのだと思います。

「ときどき旅に出るカフェ」もそういう要素はあります。

あっという間に読んでしまいました。出てくる食べ物も、とってもおいしそうだし。

実際には一人でお店を切り盛りするなんて、難しいことでしょうけれど、

そこは小説なので、すごいなぁと思いながら読んでます。

ただ、一番最後のエピソードは不要かなぁ

この本は、買ってからすぐに読んだのではなくて、

たまたま、外出自粛なんていう世の中になってしまって、

マスクとか、食べ物とかは買い置きをしてないのに、

本はたまたま買い置きしてあったという・・・

全く話はそれますが、以前「かもめ食堂」のことを記したときに、

小説読んだら主人公のイメージとして深津絵里さんも浮かんだ・・・と思ったのですが、

パスコのパンのCM、小林聡美さんから深津絵里さんになってるんですよね。

自分の中では「おぉ、やっぱり」と一人納得しているのであります。

コメント
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