年始は元旦だけ実家で寝正月をし、2~3日と環境問題に関する報告書制作、今日は県商工会連合会の「しずおか・うまいもの創生事業」のパンフレットを制作中です。
すでに07年11月20日付の日経新聞に紹介されましたが、現在、静岡県が育成した新しい酒米「誉富士」を使った純米酒、東伊豆の稲取きんめ、由比の桜えび、浜名湖魚介の佃煮を詰め合わせにした酒肴ギフトセットを開発しています。
誉富士の酒は、すでに市販されているものと同じ酒を特注の瓶に詰め代えるだけですが、きんめ、桜えび、佃煮は、このセットのために新たに作るオリジナル商品。3軒の業者の皆さんと、味付け、量、パッケージ等々、一から考え、試行錯誤をしながら作っています。
私は酒呑み代表として事業に参加し、言いたい放題のことを言わせてもらいつつ、稲取、由比、雄踏の各産地を訪問しながら、その土地に長く伝わる食文化の価値と、その伝統を伝えるために、新しい味を創り出そうと挑戦する意義を改めて実感しました。
今、描いているのも、商品パンフレットというよりも、各地の食文化や生産者の思いを伝えるメッセージ集のようなもの。先ほど仕上げた雄踏篇では、昨秋、東京のグルメ&レストランショーで試しに出品し、大好評だった赤足エビの佃煮(写真)をはじめ、浜名湖で獲れる珍しい貝や小魚や小エビを食べやすい佃煮に仕上げた山田光男さんを紹介しました。
県商工会連合会では「この事業は、地方の小規模業者の全国への販路開拓が目的だから、首都圏向けに売り込みをしたい」と言っていますが、こういうものは、むしろ地元にこそ知らしめるべきではないかな・・・と思いました。
静岡県民が、まずこのセットの価値を認め、「わがふるさとの自慢です」と言って、県外の知り合いに贈答してくれるほうが、長い目で見て、その業者にとってプラスになるような気もします。
ちょうど1ヵ月後の2月5~8日、東京ビッグサイトで開催のギフトショーでお披露目です。その前にプレスリリースをかけると思いますので、ぜひご注目くださいね!