昨日10月30日(日)は各地で秋まつり・マラソン大会・食イベント等が行われましたね。静岡県中部は残念ながら午後から雨降りとなり、季節が早まったかのような寒さに見舞われましたが、しずおか地酒研究会では、ご案内のとおり、藤枝市岡部の玉露の里「藤枝フレッシュ・ミュージック・フェスティバル」内で、『酒と匠の文化祭Ⅱ』を無事、開催しました。
まずは開催にあたりましてお声掛けをくださった藤枝市のみなさま、会場を提供してくださった玉露の里ならびに茶室瓢月亭関係者のみなさま、ブログラムにご協力&ご出演の初亀醸造の橋本社長と茶道研究家の望月静雄先生、手弁当で運営協力してくださった吟醸王国しずおか映像製作委員会斗瓶会員のみなさま、試飲酒&仕込み水をご用意くださった蔵元各社、そしてあいにくのお天気にもかかわらず、遠路、お越しくださったご来場のみなさまに、心から感謝申し上げます。
このイベントは、玉露の里長屋門前のオープンスペースと長屋門内の庭園に藤枝の食や特産品の販売ブースが並び、庭園特設ステージでミュージックフェスティバルが開かれ、茶室瓢月亭にて『酒と匠の文化祭Ⅱ』という構成。
こちらは庭園内に置かせてもらった志太美酒コーナーで、店主の地元酒販店・ときわストアの後藤英和さん(左)と、敏腕販売員のオフィストイボックス・櫻井美佳さん(右)です。
10時のミュージックフェスティバル開会宣言とともに販売ブースが開店し、茶室内では『吟醸王国しずおか』パイロット版上映、初亀の橋本社長の志太美酒講座、望月先生の茶事講座、志太美酒の試飲、神田えり子さんの静岡かるた実演。この一連のプログラム(トータルでおおよそ2時間)を、10時と15時のつごう2回行いました。
10時の回に参加されるには、(試飲をするなら)電車やバスを乗り継ぐのに朝早く家を出ていただくことになるので、15時の回の参加者の方が多いだろうと思っていたのですが、早い時間から10時のほうに大勢来てくださって嬉しかった!!
茶室の片隅では、神田えり子さんが、お子さん連れのお客様を飽きさせないようにと、ご自身が編集製作された『静岡かるた』を紹介してくださいました。本当は別室の小間をお借りできればよかったんですが、茶室関係者の許可が下りず、えり子さんには申し訳なかったです・・・。
茶室縁側では、志太6社から集めた、今が呑みごろのイチオシ酒を試飲していただきました。インストラクターはMANDOマネージャーの平井武さんと、篠田酒店店主の篠田和雄さんという豪華コンビ。清水にお店を持つ篠田さんは1円たりともご自分のお店の売り上げにはならないのに、お店を抜け出して助っ人に来てくださる、本当に得難い地酒伝道師です。
使える場所や時間が限定されていて、お越しくださった方には窮屈な思いをされたかもしれませんが、ひとつの広間で、大人がお酒の話を聞いていて、縁側で試飲をしていて、子どもはかるた遊びをするって、なんだか大家族のお正月みたいで、観ていてほのぼのしました。
また、ふだんお茶とは縁のない方にも、このような機会に『瓢月亭』という茶室の存在を知り、触れていただけることに意義があると、玉露の里支配人も喜んでくださいました。
15時の回はお天気が影響してか、少ない人数でしたが、橋本社長も望月先生も個人指導でもされるように、丁寧に解説をしてくださって、本当にありがたかったです。
MANDOの平井さんが、望月先生から正しく美しい箸の上げ下ろしの直接指導を受け、「すごく勉強になった」と喜んでいただきました!
庭園の販売ブースでは、気温が1℃でも違うと、冷酒や冷たいビールの売れ行きがガタンと変わることをまざまざと実感・・・。イベントの露天販売って本当に難しいんだなあと思いました。
ちょうど午後、雨が降り始めた頃に、藤枝市の北村市長も“陣中見舞い”に来てくださいました。
また、しずおか地酒研究会にもたびたびご参加くださる静岡伊勢丹の松村彰久社長が奥様とお越しになり、北村市長とご一緒に地酒談義。
松村社長の奥様は茨城県取手市にあるご実家をアートギャラリー『拝借景』に改装され、東京藝大生や若手クリエイターを支援する活動をされているそう。「新作展のオープニングパーティーの乾杯酒に」と志太美酒や吟醸王国しずおかグッズをたくさんお買い上げくださり、「吟醸王国しずおかパイロット版の上映会もぜひやりましょう」とおっしゃってくださいました。こういうご縁の広がりって本当に得難いなあ・・・とジーンときてしまいました。
イベント終了後、ときわストアに集まって、『コピー・川柳コンテスト』の応募作品を、スタッフみんなで審査して盛り上がりました。結果は後日、吟醸王国しずおかブログで発表しますので、乞うご期待を!
あらためて、昨日、各地で多くのイベントがある中、当イベントを選んでいただき、玉露の里まで足を運んでくださったすべてのみなさまに心から感謝いたします! 本当にありがとうございました。