本格的なGW突入。昨年は京都の禅寺で集中座禅という優雅?な休日を過ごしましたが、今年は休めそうにありません。
今日(29日)午前中はSBS静岡放送局内で『しずおか吟醸物語』の仮編集チェック。ディレクター井内雲二彦さんが徹夜で編集してきたVを、SBS編成局の担当プロデューサーと一緒に試写し、修正の指示出しをしました。初めて1時間番組としてつながった映像を観て、とにもかくにも感無量でした。
今(29日午後)は、井内さんの修正作業中。束の間の空き時間、家に戻ってブログを書いています。修正が終わり次第、ナレーション原稿を練り直し、明日(30日)・明後日(1日)とナレーション録音。長年の酒友で、吟醸王国しずおか映像製作委員会の個人会員でもある國本良博さんと水野涼子さんにお願いしたかったのですが、スケジュール的にNGで、別の局アナにご尽力いただくことになりました。6日放送に向け、遅くとも4日までに完成させなければならず、ギリギリの編集作業が続きます。
…私自身は今回、あれこれ指示を出すだけで、実際の作業にずっと立ち会うわけではありませんが、休みを取ってどこかに遊びに行くなんてわけにはいきません。放送日がGW最終日となったことで、結局これに関わった人たちはGWまるまる潰れるわけです。あ~あ、外は絶好の行楽日和なんですよね~。大雨でも降れば気が晴れるのに!(苦笑)。
そんなわけでゆっくり休めないGWを目前に、昨日は県NPO情報誌の取材で御殿場のエコ活動団体を訪問し、その足で、〈東京新聞暮らすめいと〉小田原観光の補足取材で、箱根湯本まで車を走らせました。担当の観光ページでは必ず日帰り温泉施設を一ヶ所取り上げなければならないのです。
箱根は何度か宿泊していますが、日帰り温泉は未経験。先日の小田原取材では、取材協 力者のかたに「箱根湯本駅から無料送迎バス3分で便利だから」と、〈箱根ベゴニア園ひめしゃらの湯〉を推薦していただき、ひとっ風呂浴びて帰ったのですが、交通便利という条件を最優先しなければ他にもあるんじゃないかと思い、昨日は夕方、湯本に着いた後、2か所、“はしご湯”をしてきました。
1か所は、情報誌やインターネット等でやたら人気があるという天山湯治郷。週末や休日には入場制限をするらしいです。メイン施設の〈ひがな湯治・天山〉は入館料1200円、浴場だけの〈かよい湯治・一休〉は1000円。ネットの口コミ情報を見ると「本当にゆったり温泉を楽しみたい人には一休がおススメ」という意見が多く、200円でも安いなら、と、一休に入館してみると、下足箱も脱衣ロッカーも有料。しかも脱衣ロッカーは大浴場の中!脱いだら目の前が湯船です。
シャワーなし、バスシャンプーもなし。なんというのか、本当に昔の湯治場の雰囲気を再現したという感じかな。これはこれで、他にはない魅力だと思いました(脱衣ロッカーの横に下着の自動販売機があったのには笑えましたが)。
ただし、脱衣ルームがないということは、髪を乾かすスペースもないし(トイレの洗面所で乾かしている人がいました)、もちろん休憩所もない。本当に湯船だけなんですね。
温泉特集の記事ならいいけど、シニア世代ののんびりゆったりの日帰り鉄道旅行の記事で、旅の終わりに立ち寄る施設ならば、もうちょっとゆったりできるほうがいいかなぁというのが素直な感想。この日も混んでいたメイン施設天山のほうは、入り口まで行って「ゆったりできそうもない」という印象だったのでパスしました。
もう1か所は、天山湯治郷の手前にある〈湯の里おかだ〉。ホテルおかだという大型観光旅館が、裏山の一角に造った日帰り温泉施設です。たぶん、もとは他の旅館だったか、おかだの別館だった施設をリニューアルしたんじゃないかなぁという感じ。
入館料は1600円(ネットクーポンで300円引き)と割高ですが、下足箱、脱衣ロッカー、タオル2枚(バスタオル・フェイスタオル)無料。広々とした無料休憩所やマッサージルームもあり。脱衣ルームが広くてきれいで、ドライヤーや基礎化粧品完備の洗面台がたくさんある。これ、女性はうれしいんですよね~。
浴場自体は、ふつうの日帰りスパ施設にあるような感じでした。木造で趣のある〈一休〉の浴場のほうが絵になるかな。
駅に近くて便利なひめしゃらの湯、湯治場の魅力がある一休、トータル施設として整っているおかだ…どれもに一長一短あり、さてどれを記事で取り上げるか、思案のしどころです。
自腹の取材リサーチながら、はしご湯で束の間のブレイクタイムをとり、仕上げに〈おかだ〉で足つぼ&ヘッドマッサージまで受けて、箱根の夜道をのんびりドライブして帰りました。
GW中、湯本方面に行かれる方がいましたら、ぜひいずれかにお立ち寄りいただき、ご感想などお聞かせ願えれば幸いです!。