杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

かみかわ陽子ラジオシェイク放送100回!

2015-12-01 09:36:34 | 国際・政治

 静岡コミュニティエフエム=FM-Hi(76.9)で、2011年4月からスタートした【かみかわ陽子ラジオシェイク】が、2015年12月1日のオンエアで100回目の節目を迎えます。当初は月1回、途中から月2回、毎月第1・第3火曜日の18時30分から19時までの放送です。平日夕方の隔週放送ということで、オンタイムに聴いていただける方は限られるかもしれませんが、とにもかくにも、100回も続けてこられたなんてビックリです。

 

 放送開始当時は東日本大震災の直後。しかも民主党政権下で上川陽子さんは落選中という厳しい状況下でのスタートでした。私は、陽子さんが静岡へ戻って政治家を志した頃に出会い、広報のお手伝いをしてきたご縁でラジオの台本制作とMCをおおせつかったものの、しゃべりはまったくの素人で、当初は台本をまったくの棒読み(苦笑)。お忙しい陽子さんは収録直前に台本にサラッと目を通し、あとは完全にご自分の言葉で流暢におしゃべるになる。さすが政治家だと舌を巻く一方で、陽子さんの自在なしゃべりに付いていけず、本当に悪戦苦闘しました。

 この4年間で陽子さんは衆議院議員に返り咲き、総務副大臣、厚生労働委員会委員長、そして法務大臣と、めまぐるしく役職が変わり、ラジオで話すテーマもそのつど変わりました。表立った公職以外にも、さまざまな議連活動や地元静岡での活動にも触れようと、テーマは実に多岐にわたりました。一般のリスナーに、会話だけでわかりやすく伝えるにはどうしたらいいか。30分のトーク番組として全体をどう構成させ、またインタビュアーとしてどのタイミングでどういう質問をすべきか、ライターとして毎回毎回の真剣勝負。収録後は、なんだかボクシングの試合を闘ったような疲労感でグッタリです。

 陽子さんのHPには、ラジオシェイクのトーク内容を書き起こして紹介するコーナーがあるのですが、50回を過ぎた頃から、だんだん台本どおりのトークにはならず、その場で丁丁発止をするようになり、自分自身、オンエアが聴けない機会も多く、書き起こしがしにくくなってしまいました。HPのラジオシェイクコーナーの更新をさぼっていたところ、まもなく100回になるということで、これはいかん!と尻に火がつき、事務所から録音CDをお借りして、この1週間ぐらいで未更新の40数回分をいっきに書き起こしました。おかげでキーボード叩き過ぎによる右手激痛がぶり返し、眼はショボショボ。早く仕事部屋から脱出してぇ~と心内で叫びながらも、懲りずにこうしてブログ書きしてます(苦笑)。

 今日100回目の放送では、特別ゲストに福井県鯖江市のITベンチャー・㈱jig.jpの福野泰介さんをお招きしました。コンピュータを自分で組み立てる面白さを子どもに教えるIT教育の分野で注目されている若手起業家です。先日、静岡ホビーショーのために来静されたついでにスタジオに来ていただきました。福野さんのブログに静岡での様子が紹介されていましたのでぜひこちらを。

 なお、ラジオシェイクはFM-HiのHP(こちら)からインターネットラジオで聴けますので、毎月第1・第3火曜18時30分から、ぜひよろしくお願いします!

 

 

 ここでは、ここ最近のオンエアで私が印象に残った回の書き起こしを紹介します。ちょっと長くなりますが、地元有権者にも知られる機会の少ない上川陽子さんの地道な政治活動について、少しでもご理解を深めていただければ。

 

かみかわ陽子ラジオシェイク 第62回「新国立公文書館建設と平和祈念展示資料館」 ~ 2014年5月6日オンエア

 (上川)リスナーのみなさん、こんばんは。上川陽子です。 

(鈴木)コピーライターの鈴木真弓です。どうぞよろしくお願いいたします。今日は陽子さんが力を注いでおられる公文書管理についてお聞きしようと思います。2月下旬に新しい議連を立ち上げたそうですね。

(上川)私がライフワークとして取り組んでいる公文書管理。この一環として、国立公文書館の新館建設を目指す超党派の議員連盟『世界に誇る国民本位の新たな国立公文書館の建設を実現する議員連盟』を立ち上げました。会長は谷垣禎一法務大臣にお願いしました。

(鈴木)日本の公文書館は欧米に比べると手狭で活用しにくい、というお話、このラジオシェイクでも何度かうかがいましたが、いよいよ建て替えですね。

(上川) 昨年私も国会に復帰し、公文書館建設問題が宙に浮いていた状態だと知り、予算を付けるよう政府に要請する活動を具体化させたところです。最終的に4700万円の予算を得て、新しい公文書館建設のための調査を行い、超党派で推進母体を作る事になったのです。

(鈴木)静岡新聞の報道で、この議連の発起人に、上川陽子(自民、衆院静岡1区)、大口善徳(公明、衆院比例東海)、榛葉賀津也(民主、参院静岡選挙区)の3氏が名を連ねた、とありました。本当に超党派の活動なんだなと嬉しく思いました。

 (上川) 超党派で立ち上げるということにあたっては、関心を持っていただいた先生方に発起人になっていただくことができました。3月には公文書館ツアーも実施しました。憲法の原本、終戦の勅書といった大変重要な歴史的文書も残っていますので、なんとか国民の皆さんに活用しやすい施設にしたいと考えています。議連としては、新館建設のほか、外交史料館や宮内庁の公文書館などに分散して所蔵されている公文書についても、デジタル素材として閲覧できるような機能を持った新館建設を目指しています。

(鈴木)私は毎年、奈良の正倉院展を楽しみに観に行くのですが、正倉院は図書館、博物館、公文書館をひとまとめにしたようなすごい施設です。奈良時代にあれだけのナショナルアーカイブを造り、中国大陸や朝鮮半島ではとっくに失われた貴重な文物が1300年経た今も当時の原型のまま残っている。専門家がきちんと管理しているからです。もちろん今の国の公文書館とは内容や目的は違いますが、ぜひ21世紀の正倉院を造るぐらいの気構えで挑んでほしいですね。

(上川)通常、近代国家の定義の中に、図書館、博物館、公文書館がバランスよく配置されているということがあります。ぜひ公文書館を正倉院並みのナショナルアーカイブスにしていきたいと思います。

(鈴木)陽子さんが以前訪問されたヨーロッパの公文書館は、宮殿のような建物だったそうですね。日本の公文書館も、日本の歴史と伝統を感じさせる建物にしてほしいなと思います。

 (上川)現在、国立公文書館の本体は北の丸公園にあり、つくばに分館があります。本館も分館も書庫が満杯状態で、各省庁から集まる重要文書を収容できなくなる可能性があります。それほど時間的余裕はないんですね。谷垣会長からは具体的に新館建設の道筋をつけていくのが重要だとおっしゃっていただきました。外交資料館や宮内庁資料館に分散した資料もありますので、それらとネットワークできる機能も考えています。

 (鈴木)どんな建物になるかわかりませんが、21世紀の正倉院になってほしいなと思います。

             ♪            

(上川)ところで真弓さんは「平和祈念展示資料館」という施設をご存知ですか? 

(鈴木)いえ、戦争に関する施設ですか?

(上川)平成12年に設立した国の施設で、総務省が民間に運営を委託しているんです。場所は東京・新宿住友ビル48階です。展示しているのは太平洋戦争に関する資料で、戦前の国内外の政治・経済状況から始まり、アジア・太平洋全域における戦線拡大の様子、「赤紙」による召集から軍隊生活、さらには終戦後の引き揚げやシベリア抑留などに至るまで、その過酷な実態等が様々な実物資料、グラフィック、映像、ジオラマなどでわかりやすく紹介しています。

(鈴木)今まで行ったことのある戦争資料館といえば、広島の原爆資料館ぐらいでしょうか。新宿の高層ビルの中にそういう施設があるとは知りませんでした。

(上川)広島の原爆資料館が、原爆の恐ろしさや被爆者の悲劇を通して平和の尊さを伝えるものだとしたら、この資料館は、戦地に赴いた人々の、戦争が終わってからも労苦(苦しくつらい)体験をされた、兵士、戦後強制抑留者、海外からの引揚者の3つの労苦を通し、平和を祈る施設といえるでしょう。多くの方々がご自宅で大事にされていた遺品類を寄贈されたのです。祈念資料館の【祈念】は、祈り念じると書く【祈念】です。総務副大臣として2月に初めて訪問させてもらいましたが、戦争経験者と思われる年齢の方がお2人いらっしゃって、じっと食い入るようにご覧になっていました。

(鈴木)とくに印象に残った展示は?

(上川)それぞれの場面で、聞いていたものと、ホンモノとでは印象が違うと思いました。赤紙といっても薄いピンク色だったんですが、これを実際に手にされた方はどんな思いだったんだろうと。私が1月に訪問したウズベキスタンでの、シベリア抑留者によるナヴォイ劇場建設の記録もありました。現地を見てきたばかりでしたので、目が釘付けになりました。展示コーナーには袖のない防寒外套というのがあって、シベリアの冬は零下30~40度になるのですが、この外套の持ち主は飢えに耐えかね、現地の労働者が持っていたパンと外套の袖を交換したんだそうです。本当に見ていてつらかったですね。当時を懸命に生きた日本人一人ひとりの貴重な記憶や記録を次の世代につないでいく責任を強く感じました。

 (鈴木)ウズベキスタンのナヴォイ劇場建設のお話、以前、ラジオシェイクでうかがったとき、ひときわ心に残りました。もう一度紹介していただけますか?

(上川)戦争が終わってシベリアに抑留された方の中で、ウズベキスタンの街の復興のため、労働者として駆り出された人々がいました。ナヴォイ劇場はボリショイ劇場と並ぶ国を代表する劇場で、日本人の強制労働者は建設に当たって一切手を抜くことなく、立派な劇場を建設しました。このことをウズベキスタンの人々は大変尊敬しているのです。大きな地震があったときもこの劇場だけがびくともしなかったと。私たちの先輩方が国のほこりを守って行動されたことが、今の日本外交の礎になっていることを忘れず、次の世代に伝えねば、と感じました。

 (鈴木)平和祈念資料館、グラフィックや映像資料も充実しているようですね。

 (上川)抑留者の証言ビデオがかなり残っており、生きた記録として大切にされています。お元気なうちに証言を残そうとされたことは、これから公文書館の建設に向け、大いに参考になりました。

 (鈴木)映像というのは一度に大勢の人にわかりやすく情報を伝えることが出来ます。ナヴォイ劇場のエピソードなどは映画化してもいいくらいですよね。

 (上川)ウズベキスタンに行ったとき、ちょうどナヴォイ劇場の内装工事を行なっていました。完成時には日本人のこともスポットがあたるといいなと思います。

 

 

かみかわ陽子ラジオシェイク 第89回 「世界経済フォーラムラテンアメリカ会議、法務省矯正支援官」 ~2015年6月15日オンエア

 (上川)こんばんは。上川陽子です。今夜もお電話で失礼いたします。今日はまず、前回の放送で途中だったゴールデンウィークの海外視察についてお話させてください。

(鈴木)前回はカナダでのテロ対策の視察で入国管理上の仕組みを視察されたお話でした。今日はメキシコについてうかがいましょう。

(上川)メキシコは5月5日から実質2日間半の滞在でしたが、世界経済フォーラム・ラテンアメリカ会議に参加しました。カナダのオタワからシカゴ経由でメキシコに入りました。

(鈴木)世界経済フォーラムって1月にスイスのダボスで開かれる「ダボス会議」で知られていますよね。先月でしたか、事務局から 2015年の旅行・観光競争力ランキングが発表され、日本は世界141か国・地域の中で第9位になったと話題になりました。

(上川)前回2013年の14位から順位を上げ、2007年の調査開始以来、過去最高の順位です。とくに「客の待遇」の項目で首位。鉄道網の整備や衛生状態、飲用水へのアクセスなどで順位が高く、円安の恩恵もあってホテル料金が71位から36位へと大幅に改善しました。さらに今回から安全面の評価に「テロ発生率の低さ」と「殺人事件の発生率の低さ」が加わり、それぞれ1位と2位です。これらが総合順位を押し上げたんじゃないでしょうか。

(鈴木)法務大臣としても誇らしい評価ではないでしょうか?

(上川)そうなんです。今回招かれた世界経済フォーラム・ラテンアメリカ会議でも、ずばり治安がテーマでしたので、治安の良い日本から学ぼうと招聘されたわけです。

(鈴木)世界経済フォーラムってスイス以外でも開かれるんですね?

 (上川)世界経済フォーラムはスイスのダボスで開かれる年次総会に加え、東アジアやラテンアメリカなど数ヶ所で地域会議を開催し、中国やアラブ首長国連邦においても別途の年次総会を開催しています。会議だけではなくさまざまな研究報告書を発表し、メンバーたちが各業界に関連したイニシアティブに関わるなどの活動を行っています。先月の旅行・観光競争力ランキングの発表もその一環ですね。

(鈴木)なるほど。今回陽子さんは治安以外のセッションにも参加されたんですか?

 (上川)今回のラテンアメリカ会議では、治安をめぐるセッション、女性セッション、IGWELトップ会談という3つのセッションに招かれました。各セッションには民間NGO等も参加し、自由闊達な議論がなされます。さらにコアの会議には世界トップレベルの経済学者や各国リーダーが少数集まるのですが、そちらにも今回初めて参加させていただきました。

(鈴木)大忙しでしたね。

 (上川)それ以外にもさまざまな会談をこなし、マスコミ取材も受けました。世界経済フォーラムの役割は何か等、さまざまなインタビューを受けたんですよ。それらは紙媒体や電子レポートとして世界に発信されます。

 (鈴木)陽子さんが地球の裏側で日本を代表してそのようなメッセージを発信されていることを、日本国内ではなかなか伝えられませんので、世界のメディアのレポートを期待したいところです。

 (上川)ラテンアメリカ地域の持続的な発展の観点から、将来的な社会あるいは国家の安全、また治安という点について議論したいという意向があり、日本は犯罪率が低いということ、また国民に信頼される確固たる司法制度が実現しているという実態に注目され、日本の経験を聞きたいというのが招待の理由でした。非常に驚きを持って聞いていただきました。

 メキシコを中心に、中南米はものすごい勢いで経済発展しています。日本の自動車メーカーも、製品輸出のみならず、現地に生産拠点をもうけ、北米に売っていこうというシフトに変わりつつあります。そうなりますと、日本人がビジネストリップする機会も増えますし、現地での治安問題にも取り組まなければなりません。現地の生産工場を持っていくということは、雇用の創出や技術の移転ということで、現地では大いに歓迎されます。治安の問題を払拭すべく、日本の信頼される司法制度を参考にしたい、ということが、招待の理由の一つでした。

(鈴木)他に参加されたセッションとは、どういうものでしたか?

(上川)女性のリーダーシップに関するセッションに参加し、本当にリーダーの中のリーダーという方々と議論することができました。10人ぐらいのメンバーで、自国における女性活動の問題について、類似性や違いを洗い出してみました。ラテンアメリカの場合、性別による役割分別が根強いという感があります、日本にも同様の問題があって、ワーク・ライフバランスに取り組みながら、社会全体の風土を変えていこうと取り組んできました。現地は日本の20年ぐらい前の状況かなという印象でした。それでもそれぞれの分野、それぞれの国々の中で苦労することは似ていて、みな同じように頑張っていて、「そうそう、そうよね」と共感できることもたくさんありました。

(鈴木)今、ものすごい高度な女子会トーク、みたいなものをイメージしました(笑)。 

(上川)そうですね。ネットでこれからもつながっていこうと、メールアドレスを交換して帰ってきました。国籍が違っていても、抱えている悩みは同じなんですね。日本ではとにかく政治的なリーダーシップをとって動いていることをアピールしてきました。この秋、日本で女性リーダーを集めた国際サミットを予定していますので、ぜひ来ていただきたいとお声かけしました。

(鈴木)その報告も楽しみにしております。

 ♪                         

(鈴木)さて、後半は私も芸能ニュースで観て関心を持ったのですが、エグザイルのアツシさんや浜崎あゆみさんといった著名な芸能人が「法務省矯正支援官」に委嘱されたというニュースについてうかがいます。

(上川)さる4月22日に法務省において「法務省矯正支援官」の委嘱式が開催され、芸能人11組に任命いたしました。アツシさん、石田純一さん、桂才賀さん、コロッケさん、清水宏保さん、貴乃花光司さん、高橋みなみさん、夏川りみさん、浜崎あゆみさん、Paix²(ペペ)さん、MAXさんです。これは、全国の矯正施設の慰問を55年も続けていらっしゃる杉良太郎さんの呼びかけで実現したものです。

(鈴木)杉良太郎さんがそういう活動をされていることは芸能ニュースで知っていましたが、55年も続けていらっしゃったんですか。

(上川)杉さんは法務省にとってなくてはならない方で、今は「特別矯正監」になっていただいています。お一人だけなんですよ。 

(鈴木)確か、エグザイルのアツシさんが北海道の網走刑務所を訪問され、アツシさんの歌のおかげで自殺を思い止まったというファンからの手紙を引用され、涙ぐみながら熱唱されたシーンをニュースで拝見しました。おそらく聞いていらした受刑者の皆さんの心にも訴えるものがあったのではないかと思いました。矯正支援官という制度は今回新たに作られたのですね? 

(上川)法務省の仕事の一つに、犯罪や非行をした人の改善更生及び円滑な社会復帰を促進するというものがあります。刑事施設や少年院でさまざま再犯防止のための施策を推進しているんですが、犯罪や非行が繰り返されないようにするためには、犯罪や非行をした本人が過ちを悔い改め、自らの問題を解消するなど、その立ち直りに向けた自助努力が必要です。国がそのための指導監督を徹底して行うべきことは言うまでもないところですが、同時に、犯罪や非行をした人を社会から排除・孤立させるのではなく、再び受け入れることが自然にできる社会を構築していくことも必要です。これが法務省の基本的な考えで、「犯罪に戻らない・戻さない」を合言葉にしています。

(鈴木)陽子さんが再三おっしゃっているキーワードですね。 

(上川)そうです。このような観点で、杉さんが55年も活動を続けていらっしゃって、立ち直りの応援団として大きな役割を果たしていただきました。刑務所や少年院に直接出向いて直接声をかけることが有益だということから、多くの芸能人のお仲間にお声かけをくださったのです。

(鈴木)実際にお会いになった支援官の皆さんは、どんな印象でしたか?

(上川)委嘱式の部屋に入ってびっくりしたんですが、みなさん全員、制服でビシッと並んでおられたのです。刑務に実際に携わる人と同じ気持ちで向き合うという意志を表明していただいたんですね。本来ならばそれぞれのパフォーマンスに応じた衣装をお持ちだったと思うのですが、刑務官の制服を着ていただいたということが、非常に嬉しかったですね。まずこういう仕事が大切であることを知って、実際に行動していくことの価値を実感していただいたのではないでしょうか。今後、各施設の訪問活動をはじめ、矯正展でのテープカット等にも参加していただく予定です。

(鈴木)芸能人の活動として話題になりがちですが、この制度が本来の目的を遂げ、よりよい社会づくりに寄与することを祈っております。

 



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