歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

一人の食卓

2011-03-22 21:18:21 | Weblog
今日から、まわりの人は西へ向かいました。
東京本社全員の「民族大移動」作戦だそうで・・・。

昨夜のコンサートのお手伝いを一緒に手がけた友人のところも、やはり西へむかうそうです。
お互いに多くもない家族が、それぞれ一人づつ分散。
当分はホテル暮らし、その後は?
ま~ッたく分かりません。

勤め帰りで夕食の支度をする労働からは抜けられ、
今日は昨日の残り物で充分足りてしまいました。

暖かいところで、暖かいものを食べられることに感謝します。


ん、買いだめどころか買い置きする必要もなくなっちゃった。

リサイタルのお手伝いで、少し音楽に浸りたいキモチが復活してきたので、
楽譜でも開いて過ごそうかな。


友人のリサイタルは、イタリア歌曲(トステイ)とカンツオーネ。
彼の得意とするところ。
ん、カンツオーネは手馴れた感じで安心して聞いていられました。
未曾有の災害が起きて10日しか経っていなかったから、随分はらはらしたことと察しられる。
指導を受けている先生もゲスト出演なさっていた。
最近はシャンソニエを中心で歌っておられるらしく、音楽は表現が幅広いと感じました。

先生、もうちょっと彼を目立たせてほしかった・・・、と、私がいう立場にないけど。

闘病中の奥様も受付に立たれて、月曜日は元気だとか。
奥様は彼の「Ideale」(理想の人)。
昔、彼が結婚を申し込んだ頃の話を思い出し、手伝いに来ていた19歳の息子さんに話してあげた。
ご両親も応援に来ておられ、一家そろってのリサイタル。


ホールの職員さんと親しくなり、いろいろと教えていただく。
「ぜひ使ってほしい」といわれてしまった。
こんなことも、あんなことも、出来るんですよ!
そんなことを聞くと、同じホールで歌いたくなるじゃないですか!(笑い)