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窮地の飲食店を救え #別府エール飯

2020-05-09 07:00:00 | 報道/ニュース

4月18日 NHK「おはよう日本」


大分 別府にある焼き肉店。
客が訪れるが席には着かず弁当を持ち帰っていく。
(客)
「ビビンバ丼です。
 #別府エール飯 で検索して
 美味しそうなものを選んで来た。」
今インスタグラムなどのSNSで“別府エール飯”と検索すると
さまざまなジャンルの料理の写真がずらりと並ぶ。
いずれも別府市内の飲食店で持ち帰りできる料理である。
店側は外出の自粛で来店客が激減するなか
持ち帰りできる料理の写真をハッシュタグ付きで投稿してアピール。
客側は検索するだけで料理の情報を簡単に集めることができる。
さらに自分でも買った料理の写真を投稿することで
お気に入りの店を宣伝できる。
(客)
「応援の気持ちがもちろんあって
 外食は普段はよくしているが
 今この状況なので
 外に出歩けない分テイクアウトで食べるようにしている。」
“#別府エール飯“を考えた別府市の観光振興団体。
担当者の堀さん。
窮地に陥る地元の飲食店をなんとか活気づけたいと
テイクアウトの利用をSNSで促すキャンペーンを考えた。
(B-biz LINK 堀さん)
「飲食店がかなり厳しい状況にあるなかで
 何かできないかと。
 滞在というものがNGであるならば
 滞在さえしなければ
 自分たちのものが売れるというものを何かないかなという中で
 テイクアウトというのが1つ出てきた。」
店や利用客に呼びかけた結果
写真の投稿は約2,000件にのぼっている。
持ち帰りの広がりは意外な店にも。
市内にあるフランス料理店。
例年なら歓送迎会などで1年で最もにぎわう時期だが
今年はそうした予約がすべてキャンセルになった。
(ソシエール 従業員)
「4月に入って外出自粛の要請もあったあたりから
 全く予約が入らなくなった。」
厳しい状況を踏まえ3月上旬ある決断をした。
初めて弁当の販売に乗り出したのである。
はじめは宣伝がうまくいかずなかなか注文が入らなかったが
取り組みに参加するようになり
問い合わせがぐんと増えたという。
毎日でき上った弁当の写真をハッシュタグ付きで投稿している。
(ソシエール 店主 安部さん)
「大変ありがたいです。
 “エール飯を見て来た”という方が
 コロナが収まったら
 また来てくれたらいい。」
このSNSを通じた取り組みはいま全国に広がっている。
福岡や静岡
それに沖縄など
全国各地の自治体などが別府にならって
それぞれのエール飯のハッシュタグを掲げて
地元の飲食店を応援し始めている。
(B-biz LINL 堀さん)
「このハッシュタグが受け入れられて
 その町そのエリアで
 ふさぎこんだ日々の中で
 少しでも明るい材料となるのであれば
 どんどん使ってもらいたい。
 皆さん方の助け合いをどんどん広げていってもらいたい。」

 


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