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剣道の防具をクリーニング

2020-11-10 07:04:01 | 報道/ニュース

10月19日 NHK「おはよう日本」


鳥取県の八頭町のクリーニング店の店主 森田さん。
店で洗っているのは剣道の防具。
10年ほど前から研究を続け
去年ようやく独自の方法を確立し
家庭では洗えない防具のクリーニングを始めた。
この珍しい光景にSNS出も反響があった。
(森田さん)
「ツイッターで洗っている動画をあげると
 “気持ちよさそう”
 “一緒に入りたい”とか。」
実は森田さんは剣道歴40年以上 6段のベテラン。
子どもたちに指導もしている。
季節を問わず防具をつけて行う剣道。
夜の練習でも汗びっしょりである。
ただ防具は長年使い続けるとにおいも気になる。
そこで何とかできないかと考えた。
(森田さん)
「どうしても“剣道=臭い”という感じであまりいいイメージがない。
 剣道界にとっても清潔なイメージを出したいなと思って。」
洗い方は森田さんが試行錯誤の末に編み出した独自の方法である。
衣類用の洗濯機を使うが機械任せにするのではない。
「熱が入っているので蒸らされている状態。
 水位をあまり高い位置にすると
 革が使ってあるのでここが一番気をつかう。」
特に繊細なのは面。
革の部分を熱や水分で変形させないため
水の温度や量を上げ過ぎないように調整しながら20分程度と短時間でつけ洗いで洗う。
洗剤をしっかり落として
これで“洗い”は完了。
ただこれだけでは終わらない。
森田さんは防具の補修も行っている。
面の布と金属をつなぐ部分に人口漆を塗って
竹刀で打たれたり紐がすれたりして剥げてしまった部分を直す。
色落ちした部分は藍の染めまで。
森田さんならではの剣道愛あふれるサービスである。
(森田さん)
「前は洗うだけやっていたけど
 洗ってきれいになるともっときれいにして返したいなという感覚も出てきて
 補正(補修)をしてみたらものすごく喜んでもらえるので。」
全ての作業が終わると
クリーニング前と比較してみると新品のような仕上がりである。
利用者の反応は
「全然違う。
 変なこもった臭いがしない。
 見栄えも全然違っているし
 きれいなかたちで着けたいので。」
(クリーニング店主 森田さん)
「クリーニング業自体が右肩下がりで景気が悪くなっているので
 こういう私が趣味でやっている剣道を生かしながら
 いろいろな人からの相談をもとにチャレンジしていきたい。」



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