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“ソーシャルネイティブ”新ビジネス

2012-04-14 20:17:52 | 報道/ニュース


  4月9日 おはよう日本


  “ソーシャルネイティブ”は
  幼い頃から携帯電話やメール、ブログなど
  インターネットでコミュニケーションをとることをあたりまえにしてきた世代。
  平成生まれのこの世代が次々と新しいビジネスを起こし注目されている。

  リクルートワークス研究所 豊田義博主幹研究員
  「もう少し時代がたつと(ソーシャルネイティブが)社会の中核になる。
   そうなる中で日本社会は実は大きく変わっていく。
   今はそういう変化の入り口にいるのではないか。」

  石田言行さん(22)は去年 大手広告代理店の内定を断り
  インターネット上のつながりをベースにした新たな旅行サービスを立ち上げた。
  facebookに立ち上げたページに
  一般の人から自分の行きたい国のプランを投稿してもらう。
  賛同者が一定の数集まれば
  石田さんたちがそのプランを実際につくるというビジネスである。
  たとえば ラオスで“象使い”の国家資格を目指したいという投稿に
  8人の賛同が寄せられた。
  同じ目的を持つ仲間が団体割引の行く安いツアーが出来た。
  すでに300件ほどのプランが投稿され
  1割ほどが実現している。

  トリッピーズ 石田言行CEO
  「(人と人の)距離が狭まっている。
   それでつながりが増えた結果 
   世界各国の人が使ってくれるそんなサービスにしたい。」

  お金より社会に貢献したいというのがソーシャルネイティブたちの特徴である。
  
  原田剛史さん(23)は去年 大手外食チェンの内定を断り
  東日本大震災の被災地支援の事業を始めた。
  facebookを通して知った同世代のメッセージに強く影響されたからである。
  
  東の食の会 原田剛史さん
  「(宮城県で長期ボランティアをする人たちの言葉に)
   負けてられないというよりか勇気付けられた。
   後押しされた。」

  今は被災地で作られた食料品を全国に発信したり
  イベントを企画したりしている。
  収入は決して多くはないが確かなニーズがあるビジネスだと
  さらに活動の幅を広げたいと考えている。

  “知識やアイデア”を共有しようというソーシャルネイティブたちも現われている。
  大学3年生の野村岳史さんは
  将来の企業を目指してシェアハウスを立ち上げた。
  facebookで呼びかけ企業を眼ざす若者だけを集めた道場である。
  1年後をメドに事業を起こすことが目標である。
  
  デザイアーパス 野村岳史CEO
  「1人1人の武器をシェアすることでもっと大きな成果をだすことが出来る。」

  専門家はこうした発想や価値観をうまく生かしていくことが
  閉塞感を打ち破る鍵になるという。
  
  豊田義博さん
  「日本国とか日本人が大切にすることは何なのか。
   それに関しては旧世代よりも彼らのほうが実は鼻がきいている。
   (彼らが)大きな世の中の変化を起こす礎になる。
   礎になるような場所にいざなってあげることだと思う。」










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