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ハリス副大統領 米社会に勇気と希望

2021-03-17 07:07:54 | 報道/ニュース

2021年2月25日 NHKBS1「キャッチ!世界のトップニュース」


アメリカ バイデン政権が重視する多様性の象徴ともいえるのが
カマラ・ハリス副大統領である。
その姿は
多くの女性
そして黒人をはじめとしたマイノリティーの人たちに勇気を希望を与えている。

女性・黒人そしてアジア系として初めてアメリカの副大統領に就任したカマラ・ハリス氏。
就任から1か月
その存在はアメリカ社会に変化をもたらしている。
ハリス氏はどのような人物なのか。
カナダ モントリオールで暮らす ケーガンさん。
ハリスの高校時代からの友人である。
(ケーガンさん)
「彼女は当時から意志が強い人でした。」
政治家になる前は検察官としてキャリアを重ねたハリス氏。
ケーガンさんの存在が検察官の道に進むきっかけだったと自身で振り返っている。
(カマラ・ハリス氏 公式Youtubeより)
(カマラ・ハリス副大統領)
「高校の時
 親友が父親から性的虐待を受けていたんです。
 検察官を志した大きな理由は
 彼女のような人を守りたいという思いでした。」
当時 義理の父親から性的虐待を受けていたと友人のハリス氏に相談したケーガンさん。
ハリス氏はすぐに救いの手を差し伸べたという。
(ケーガンさん)
「彼女に打ち明けたら
 すぐに『一緒に暮らそう』と言ってくれました。
 残りの高校生活を彼女の家族と暮らすことになりました。」
ケーガンさんはハリス氏に
副大統領としても思いやりを持って
自分のように苦しい立場にある人の味方であってほしいと語っている。
(ケーガンさん)
「当時 彼女が私のためにしてくれたように
 すべてのアメリカ人のために闘ってほしいです。」
アメリカ社会で人種差別が根強く残るなか
ハリス氏が副大統領に就任したことによって
自分たちの未来が開けたと期待を膨らませている人たちもいる。
中西部ミシガン州で9歳の娘と暮らす オーティスさん。
黒人社会やその文化について理解を深めてもらいたいと
黒人に関する書籍などを集めた書店を経営するオーティスさん。
そのオーティスさんのもとを
大統領選挙期間中の2020年
ハリス氏が訪ねた。
(娘 エバさん)
「会って話が出来て本当に最高!!」
(オーティスさん)
「娘はハリス氏に自分自身を投影しています。
 それが娘に希望を当てているのです。
 有色人種の女性に不可能だったことが
 出来る可能性があるという希望です。」
オーティスさんはハリス氏が副大統領に就任したことで
自分たち黒人
マイノリティーの未来が大きく開けたと感じている。
(オーティスさん)
「黒人には壊すことが出来ない壁を感じることもありました。
 しかしハリス氏の存在で
 今は限界などないと感じています。」
長くアメリカ社会を覆ってきたガラスの天井を破ったハリス氏。
女性・黒人・アジア系の先駆者としての歩みを
多くの人たちに希望と勇気を与えている。
(カマラ・ハリス氏)
「私は女性初の副大統領かもしれませんが
 最後ではありません。」



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