11月2日 めざましてれび
野田政権は1日、冬の節電を国民に要請した。
東京電力の原発事故移行、
定期検査で停止中の原発を再び動かすことが出来ず、
政府は電力需給が冬も厳しくなると予想している。
この冬の節電目標は、
発電量が原発に占める割合が5割以上の関西電力管内では10%以上、
九州電力管内では5%以上の節電が求められている。
その他の電力会社管内には数値目標は設定されなかったものの、
節電が呼びかけられた。
この冬の節電に関して夏より厳しい節電になるという声もある。
夏の電気の使われ方は、
朝から電気量が増えピークは午後2時前後となっていた。
冬は気温が下がる朝と夕方2回にピークがくる。
暖房が途切れないため、
会社がスタートする9時ごろと帰宅する7時前後がピークと2回ピークがあると考えられる。
夕方は家庭の需要が大きく、暖房の工夫も必要とされる。
家庭の節電メニュー
・重ね着などして室温を20℃に -7%
・不要な証明を出来るだけ消す -4%
・輝度を下げ見ないときはテレビを消す -2%
・冷蔵庫の設定を弱にして食品を詰め込まない -1%
・ごはんは早朝に一日分まとめて炊く -1%
この夏に東電管内などで実施された電力使用制限令は回避されたものの、
企業にとって負担は軽くなさそうである。
この夏、土日操業した自動車業界は、
現時点では土日操業はしないとしているが、
各社とも工場照明削減や自家発電で対応するかまえである。
九州に工場を持つソニーはタイの洪水を受けて、
代替生産を急いでいるが、
節電も加わると現場の負担が増すと苦しい表情を見せている。