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日野原重明さん 101歳の新境地

2012-10-19 07:34:46 | 報道/ニュース


  10月16日 おはよう日本


  医師の日野原重明さんが今月101歳の誕生日を迎えた。
  100歳を超えてからの1年間で日野原さんが全国で行った講演は120回余。
  今も精力的に活動を続けている。
  今月“いのちの使い方”という本を出版したばかり。
  (聖路加国際病院理事長 日野原重明さん)
  「もう100をオーバーして101歳。
   自分でも考えられない。
   病気をたくさんやった私が。」

  明治44年10月4日生まれの日野原さん。
  30歳の時都内の病院の医師となり終末期医療に力を注いできた。
  これまでに看取った末期の患者は4,000人を超える。
  101歳を目前に日野原さんが始めたのが
  “100歳からのフェイスブック”。
  音声認識の機能を使って毎日のように近況などを発信している。
  今では1,8000人近くの人たちとインターネットでつながっている。
  「私は100万人の人と会話しているような気持ち。」

  日野原さんが101歳の誕生日を迎えるにあたってこの夏から取り組んできたのが
  “いろはかるた”。
  70年余り医師を続ける中で日々書きためてきた言葉から48の文章を紡ぎだした。
  今月 日野原さんはかるたの朗読の収録に臨んだ。
  自分の声を吹き込んだCDをつけることで
  メッセージをより強く感じてもらいたいと考えたからである。
  老化も自然なからだの移り変わり
   ちょうど夏から秋が来るように
  苦しまないでね
   みんなひとりではないんだから

  「こういうことがないと世代間の交流があまりない。
   子どもは漫画ばっかり見ておじいさんおばあさんとあまり話しをしないし
   お遊びでかるたがコミュニケーションにいい。
   認知症を防止することにもいい。
   頭の回転をよくする頭の運動。」
  「好きな言葉は
   ありがとう!の言葉を 毎日何度でも
   “ありがとう”“サンキュー”“サンキュー”
   そういう言葉が習慣的に出るように
   そして私たちはいつかはくる人生の週末 死ぬ前に
   みんなに対して“ありがとう”と言うこと。
   そして笑顔で亡くなったら残された人の気持ちはさわやか。
   終わりよければすべてよし。
   終わりに習慣化された“ありがとう”の言葉が自然に出るのでは。
   たくさんの患者さんから学ぶことが多い。
   患者さんに出会って教えられる。
   そういう思いがかるたにも自然に出てくる。」

  101歳の誕生日の前日
  これまで日野原さんと交流のあった子どもたちや音楽家たちが
  日野原さんの誕生日を祝おうと集まった。
  サッカーが好きな日野原さん。
  なでしこJAPANの選手からの贈り物にゴールキーパーのポーズを見せた。
  参加した子どもたちが完成したばかりのかるたをすることになり
  日野原さんの声を収録したCDを使う。
  恥ずかしかったり悲しかったりした
   その経験が立ち上がる力の源

  様子を見ていた日野原さんがかるたを読み始めた。
  ん?どう生きるか
   いつも自分に問いかけて

  (参加した子ども)
  「前向きな歌が多いのでそういう風に生きられたらいいな。」
  「おじいちゃんも今70歳。
   こういうかるたを見てほしい。」
  (日野原さん)
  「子どもたちに私の気持ちが伝達されていると思うとうれしい。
   老人がかるたを前に構えている姿勢を見るといいなという気持ち。
   101歳を超えて101歳になったことは新世紀が来た思い。
   新しい世界が広がってきた。」
  
  「“夢を”。
   これから許された生涯でまだまだやりたいことはたくさんある。
   それを子どもに託して私のミッションを子どもに伝えたい。
   子どもの情熱に伝わっていく。
   これから先もいつも子供と一緒に
   若い人と一緒に
   私は生きたい。」
  
  
  
  
  
  
  
 

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