11月22日 おはよう日本
浅草で開かれたファッションショー。
ムスリムの女性たちがまとうヒジャブに
日本流“カワイイ”アレンジを施している。
日本のファッションブランドに海外への販路を広げる機会にしてもらおうと開かれた。
モデルがまとうのは
髪や肌の露出を避けるためにまく“ヒジャブ”と呼ぶスカーフである。
日本のブランドなど10社が製作した。
少女のあどけなさや可愛らしさを表現した“ロリータ・テイスト”でデザインされている。
パステルカラーにフリルや花の飾りをつけたヒジャブ。
着物や袴など日本ならではのイメージを組み合わせたヒジャブもある。
ショーが開かれた背景には業界の生き残りをかけた海外戦略がある。
今回ショーに参加し初めてヒジャブの政策に挑戦した会社。
ロリータファッション好きの国内の若者は減っている一方
外国人観光客からの引き合いは多く
販路を広げる機会にしたいと
今回のショーへの参加を決めた。
(会社代表 徳嶺裕子さん)
「海外需要がすごく多い。
世界の壁だけではなく宗教の壁も超えて楽しんでもらいたい。」
さらに東南アジアのムスリムたちの間で
ヒジャブをファッションとして楽しむ傾向も広まっている。
ショーにはインドネシアやマレーシアでファッションを学ぶ若ものが招かれた。
このうちの1人 インドネシア人のアニータ・ユニ・ホリラさん(29)は
ショーのあと日本のデザイナーと交流し気に入ったヒジャブについて問い合わせていた。
(アニータ・ユニ・ホリラさん)
「デザインがとてもユニークでこれまで見たことがない。
フリルや色合いは自分のデザインにも取り入れていきたい。」