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ベトナム 生産拠点から消費市場へ

2020-01-19 07:01:32 | 報道/ニュース


12月16日 NHKBS1[国際報道2019」


ベトナム最大の都市ホーチミン。
高級ホテルや海外のブランドショップがひしめく目抜き通りに
12月 日本の大手衣料品チェーンがベトナム第1号店をオープンした。
「ユニクロへようこそ!」
「楽しいお買い物を!」
ベトナム初のユニクロの店舗は現地での関心も高く大勢の来店客でにぎわう。
ユニクロとして東南アジア最大級のこの店舗。
客が自らデザインしたTシャツを注文できるコーナーを設けたり
若い世代が人口に占める割合が高いことを踏まえて
子供服の売り場を充実させるなど
独自の戦略を打ち出している。
(客)
「日本製ですし
 以前使ったこともあるので
 ユニクロの製品はとても安心できます。」
(ユニクロを展開するファーストリテイリング 柳井正会長兼社長)
「ベトナムは東南アジアの大国であり
 国民の平均年齢も非常に若い。
 今後の飛躍的な成長が期待できる。」
もともとアパレル製品で世界有数の生産国となっているベトナム。
“人件費の安さ”“品質の良さ”から
現地で作られた衣服が世界へと輸出されてきた。
それが高い経済成長を背景に
今や消費市場としても注目されている。
アパレル市場の規模は去年26億ドルを超え
10年で2,4倍に拡大。
5年後には36億ドル(3,900億円余)にのぼると予測されている。
8年前に進出したアメリカのGAPは売り上げがこの5年で50%ほど伸びた。
(客)
「海外ブランドはデザインがより多様で
 価格も高くなく
 収入に見合っています。」
(GAP現地責任者)
「ファッションにお金をかけるベトナム人は年々増えています。
 海外大手との競争は激しくなっていますが
 それでも毎年5~10%の成長を維持できています。」
こうした市場の伸びを支えるのが着実に増える中間所得層である。
ホーチミンに住む銀行員のミンさん(22)。
新卒社員のミンさん。
月給は日本円で多いときで7万円ほどだが
その4分の1を衣服に使うという。
(ミンさん)
「社会人になって好みの服を着るようになりました。
 学生の頃の子どもっぽい服はもう着られません。」
かつてアオザイに代表されるパンツルックが一般的だったベトナム女性たちの間で
徐々にファッション熱が高まり
スカートなどの着用が目立つようになるのは2000年代以降だと言われている。
週に3回服を買いに出かけることもあるというミンさん。
この日はおしゃれなワンピースなどを求めてヨーロッパのブランド店を訪れた。
(ミンさん)
「海外ブランドはサイズも豊富で品質やデザインがいいので
 若者に人気で
 私も国内ブランドより好きです。」
アパレルの生産国から巨大な消費市場へ。
アジアの成長市場を取り込もうと
海外ブランドの競争も激しさを増しそうである。




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