日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

名将エディー・ジョーンズ 必勝メソッドを伝授

2018-01-04 07:00:00 | 報道/ニュース

11月25日 おはよう日本


ラグビーW杯
強豪アフリカ戦で日本を勝利に導いたエディー・ジョーンズさん。
誰もが認める名将である。
エディーさんは毎年日本であるイベントを開催している。

7月 エディーさんが訪れたのは都内にある練習場。
目的は“ラグビー指導者のための講習会”。
エディーさんが自ら発案したこのイベントは
日本代表のヘッドコーチを退いた後も毎年開かれている。
トップレベルを目指す高校や大学
社会人チームのコーチなど
全国から約120人が参加した。
(参加者)
「10年ぐらい前から毎回来ていて
 毎回新しい学びをいただけるので
 今回も楽しみにしています。」
中にはラグビーコーチではないこんな人も。
(会社経営者)
「チームコーチングで尊敬している人がエディーさんなので。
 チームとして1つの方向に向かわせるために
 練習でどういう工夫をしていくのか
 きっと会社経営にも役立つのではないか。」
(エディー・ジョーンズさん)
「いま世界中のチームが“オールブラックス”のプレーを真似していることに愕然とします。」
エディーさんが引き合いに出したのは
世界最強と言われるニュージーランド代表
通称「オールブラックス」である。
(エディー・ジョーンズさん)
「この中でニュージーランド代表と同じような選手がいるというチームはありますか?
 いないですね。」
強いチームのまねをするのではなく
ラグビーというスポーツの本質を理解して練習することが
チームを強くするために欠かせないと言う。
講習会は実演指導も交えて行われた。
エディーさんが重視するのは味方の選手同士のコミュニケーション。
特に日本人の選手は苦手だと言う。
(エディー・ジョーンズさん)
「口ありますか?
 プレー中何もしゃべってなかったぞ。
 攻守が切り替わったら
 次に何をすべきか指示を出し合わないといけない。
 そうしないから簡単に突破されてしまうんだ。」
どうすれば選手たちが積極的にコミュニケーションをとるようになるか。
コーチたちにも考えさせる。
(参加者)
「ふだんのコミュニケーションを作っていくとか
 意図的にやったらいいのでは。」
(エディー・ジョーンズさん)
「私だったら
 コミュニケーションができていないプレーヤーを練習から外していきます。」
エディーさん流の厳しい指導。
参加者から戸惑いの声があがった。
(参加者)
「僕ら日本人は練習の中で目立たないように
 調和が好きなので。」
コミュニケーションが苦手な選手を練習から外すのは
和を重んじる日本人には向かないと言うのである。
(エディー・ジョーンズさん)
「思い出してほしいのは
 ラグビーは日本発祥のものではないということです。
 グラウンドの上ではお茶を飲んだりお餅を食べたりはしません。
 つまり日本社会と同じようなチームを作っても
 世界ではあっけなく負けておしまいです。
 勝つことが目標ならば行動を変える必要があります。」
世界を相手に勝つためには
時に選手に厳しくあたり
根本的な意識改革を求めることが必要だと強調する。
(会社経営者)
「うちの会社の子たちも
 お互いに突っ込み合う
 切磋琢磨することを奨励しようとしてもなかなかできない。
 エディーさんだったらできること
 どういったことをやられますか。」
(エディー・ジョーンズさん)
「人間の行動を変えるためには極端なことをしないといけません。
 会議で誰も何も言わない・・・。
 “じゃあ今日はもう終わりだ”って出て行ったらいいんです。
 そうれれば次からは話すようになるかもしれません。」
毅然とした態度を示すことで
いま何をすべきかを伝える。
目標達成のために
エディーさんが日本代表でも実践してきた指導法である。
(参加者)
「勝つためのすべてのことが詰まっていた。」
「すごく刺激になって
 2~3日眠れない。」
エディーさんは今回の来日には大きな目的があった。
(エディー・ジョーンズさん)
「W杯で日本代表が証明したように
 ラグビーで勝つために体格の差は関係ない。
 日本人の勝利は奇跡ではなく必然だった。
 それを多くの人に伝えたい。」
訪れたのは都内の目黒学院高校。
夢は日本一。
でも強豪校にはなかなか勝てないというこのチームに
5日間の特別レッスンを行うのである。
組織プレーが重要なラグビーでは
選手同士の意思疎通が勝敗を分けるとエディーさんは言う。
生徒たちは声は出ているようだが・・・。
(エディー・ジョーンズさん)
「金曜日の居酒屋みたいだね。
 音は大きいけど意味がない。
 プレーしながら意味のあることをしゃべらないといけない。」
周りと連携の無いまま飛び出し1人でタックルに行った場合
かわされて一気に攻め込まれてしまう。
(エディー・ジョーンズさん)
「どんなレベルであっても
 ラグビーではやってはいけないミスだ。
 小さいコミュニケーションが大事だ。
 密集に向かうとき
 “僕は1番に行く”“俺は2番”“僕は5番”
 誰のマークに行くのかを伝え合わないといけない。」
ち密で的確なコミュニケーションの積み重ねが連携を生み
守備も攻撃でも
大きな成果につながると言う。
レッスン最終日。
高校生たちは格上の大学生チームと対戦。
大熱戦を繰り広げた。
(生徒)
「ことし一番声が出ていたと思う。」
「練習したところがしっかりできていたのでよかった。」
エディーさんによる世界基準の指導。
新たな奇跡を起こす力を伝えた。






コメント    この記事についてブログを書く
« 卓球ラケット もの作りの技... | トップ | ウィーンが危機遺産に 問われ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

報道/ニュース」カテゴリの最新記事