11月21日 国際報道2017
日本三大和牛のひとつとも言われる近江牛。
インドネシアへの輸出が9月から始まった。
11月7日 ジャカルタで開かれたイベント。
インドネシアへの輸出が決まった近江牛が紹介された。
参加したのは高級レストランやスーパーマーケットの担当者である。
(参加者)
「とてもおいしいです。
きっと売れると思いますよ。」
経済成長が続くインドネシア。
和牛を使った焼肉などが
富裕層だけではなく中間層からも人気を集めている。
近江牛のイベントに参加した高級スーパーマーケット。
この店でも和牛は人気がある。
しかし売られているのは日本以外施生産された和牛である。
インドネシアでは
イスラム教の戒律に従った
いわゆる「ハラル認証」を受けた施設で加工された牛肉しか輸入が認められない。
日本ではハラル認証を受けた施設がほとんどないため
店頭に並ぶほとんどは
外国で生産された“WAGYU”なのである。
近江牛の値段は海外で生産された“和牛”の1,5倍以上。
しかしスーパーの担当者は
近江牛の販売が本格的に始まれば人気商品になると考えている。
(スーパー 販売担当者)
「私たちのお客さんは
値段ではなく肉の品質に興味があります。」
輸出が始まった近江牛は
数少ないハラル認証を受けた日本の使節で加工されている。
イベントを開いたJETROでは
ハラル認証を取得する施設が増えるよう支援をするとともに
本当の和牛の味を知ってもらう取り組みを増やしたいと考えている。
(JETROジャカルタ事務所 春日原大樹所長)
「日本のブランドに対する信頼感は非常に大きいものがありますし
実際に商品の力がありますので
しっかり態勢を作れば
食い込んでいけると確信しています。」