9月1日 おはよう日本
年5%の成長が続くインドでは
消費意欲が旺盛な中間層が急増している。
薄型テレビの市場も3年で5倍に急拡大。
そのインドでシェアトップを走るのが日本のソニーである。
他の国では後塵を拝している韓国メーカーを抑え
売り上げを伸ばしている。
客
「画質が良くて薄さや大きさもいい。」
「ソニーブランドは世界でナンバーワン。」
首都ニューデリーの電気街で
ソニー好調の原動力となっているのが専売店。
インドでは大型店が規制されていることもあり
販売を担うのはこうした町の電気屋である。
ソニーのテレビを扱うのはインド全土で6,000店。
このうち300はソニーブランドだけを売る専売店である。
31日にニューデリーの専売店を訪れた平井一夫社長は
最新のテレビの評判や売れ行きを聞き取った。
他にはあまり置かれていない60インチを超える大型のテレビや
超高精彩のデジタルカメラを展示して
自慢の技術力をアピール。
テレビを中心に自社製品の販売を
今年一気に30%増やす目標である。
ソニー 平井和夫社長
「独立した流通網があるのが強み。
インドはいろんな意味で大事な市場。」
日本勢ではパナソニックも専売店を増やし
韓国勢を追撃する計画である。
こうした店は修理など日本流の手厚いサービスの拠点になるうえ
大きな値崩れが起きにくいというメリットもある。
厳しい業績が続く日本の電機メーカー。
巨大市場インドが復活のカギを握っている。