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日本人ミュージシャン 難民キャンプへ

2019-11-21 07:00:00 | 報道/ニュース

10月26日 NHK[おはよう日本」


定期的に難民キャンプを訪れ音楽を通じて支援する日本人のミュージシャンがいる。
ミュージシャンのSUGIZOさん。
人気ロックバンド LUNA SEAX JAPANで活躍している。
3年前から定期的に難民キャンプを訪れボランティアでライブを開いている。
今回訪れたのはイラク北部にあるダラシャクラン難民キャンプ。
シリアから戦火を逃れたクルド系住民を中心に
1万2千人が身を寄せ合って生活している。
SUGIZOさんが活動を始めるきっかけとなったのが
内戦で苦しむシリアの子どもたちの映像だった。
自身も親であるSUGIZOさんは
難民となった子どもやその家族を支援したいと思うようになった。
(SUGIZOさん)
「僕は親ということもあって子どもに意識がフォーカスするが
 現地の人に会いたい
 直接話したい
 触れ合いたい
 一人間としてかかわりたい。」
今回SUGIZOさんは現地で活動するNGOの紹介である家族のもとを訪れた。
アクラム・ハリルさん(35)一家である。
シリアで中学校の教師をしていたアクラムさん。
内戦で自宅が壊され
軍の召集を受けたことから
6年前 この難民キャンプに逃げ込んだ。
住んでいた地域がトルコの軍事作戦によって緊張が続くなか
戻れば兵士にならざるを得ず
帰ることのできない事情をSUGIZOさんに語った。
(アクラム・ハリルさん)
「帰国したら処刑されるかもしれない。
 同じ境遇の人が何千人もいる。
 内戦で国民同士が殺し合うのはつらい。
 ありえない。」
(SUGIZOさん)
「彼は帰れないということ。
「夕方のライブに来てくれたらうれしい。」
(SUGIZOさん)
「シリアの状況があまりにも複雑。
 言葉が出ないが
 苦しい状況。」
この日ライブには約400人が集まった。
その中にアクラムさん一家の姿もあった。
♪ The Voyage Home
SUGIZOさんは自作の曲を披露した。
ゆりやかなバイオリンの調べとともに
訪れた難民キャンプで録音した子どもの声などを取り入れ
故郷に寄せる思いを表現した。
(アクラム・ハリルさん)
「曲を聴いたら故郷への思いが募り帰りたくなった。
 一刻も早くみんなが帰れることを祈る。」
ライブが終わり
(SUGIZOさん)
「アクラムさんが感動してくれてうれしかった。
 次は平和になったシリアでやってくれと。
 必ず近い将来
 シリアに音楽をやりに行きたいと強く思う。」
祖国に帰ることを待ち望む難民と
ひとりの人間として彼らと向き合おうとするミュージシャン。
いつか平和が訪れた時シリアでの再会を誓い
これからそれぞれの道を歩む。




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