10月21日 NHK「おはよう日本」
3年前 世界的に広がった「#MeToo」運動をきっかけに
映画界では映画祭の選考委員や応募作品の監督の男女の割合を公表して
平等を目指そうという運動が広がっている。
こうしたなか
この運動に賛同して宣言に署名した映画祭は
世界3大映画祭を含め
少なくとも119にのぼることがわかった。
「50/50by2020」と呼ばれるこの運動。
映画祭の選考委員や応募作品の監督の男女の割合などを公表し
平等を目指そうというもので
3年前ハリウッドの映画プロデューサーによる性暴力などを告発する報道を受けて盛んになった「#MeToo」運動ををきっかけに世界的に広がった。
この運動を提唱するスウェーデン映画協会などによると
この運動に賛同し
映画祭の選考委員やすべての応募作品の性別や人種を公表したり
映画祭の運営組織の責任者の性別や人種を公表し
平等を達成するためのスケジュールを立てたりするという宣言に署名した映画祭は
カンヌ ベルリン ベネチアの世界3大映画祭を含め
これまでに少なくとも119にのぼったということである。
このうち3大映画祭のうち最も宣言に早く署名したカンヌ映画祭は
今年は2,067本の応募作品のうち
532本(25,7%)が女性の監督によるものだったと発表している。
(スウェーデン映画協会 サーナーCEO)
「この運動はまだ始まったばかりだと思っていますが
世界の多くの国から受け入れられていると言えるでしょう。」
こうした動きを受け
日本の東京国際映画祭も応募作品の監督や選考委員などの性別の公表を去年から始めていて
今年は1,354本の応募作品のうち
男性監督の作品は1,078本
女性監督の作品は154本
男女共同の作品は122本だったとしている。
東京国際映画祭でも宣言の署名について現在検討を進めているということである。