評価点:77点/2010年/アメリカ・カナダ
監督:ミゲル・サポチニク
アメリカの現状を鋭く描く近未来SF。
戦争上がりの幼なじみ、レミー(ジュード・ロウ)とジェイク(フォレスト・ウィティカー)は臓器回収業者を生業としていた。
人工臓器を自由に売買できるようになった時代で、ユニオン社は患者に多額のローンを組ませ、破綻したところを問答無用で回収するという悪徳商法を行っていた。
ユニオン社で働く . . . 本文を読む
評価点:55点/2010年/アメリカ
監督:M・ナイト・シャマラン
原案:テレビアニメ「アバター 伝説の少年アン」
おもしろさを評価するにはまだ早い。
火の国は、調和を保つはずのアバターが不在になった100年前から、他の三つの国を侵略しようとしていた。
水の国のサカ(ジャクソン・ラスボーン)とカタラ(ニコラ・ペルツ)はある日氷の中に何かいることに気づく。
氷をたたき割った2人は中から滅んだ . . . 本文を読む
評価点:48点/1999年/アメリカ
監督:ジョン・ラセター
失われた傑作の魅力。
ウッディは依然としてアンディのお気に入りだった。
激しく遊んだためウッディの右腕がもげてしまう。
一緒にキャンプに行く予定だったが、アンディはウッディを持って行くのをあきらめ、置き去りにされる。
その間にバザーに出されそうになった友達のオモチャを救うため、飛び出したウッディだったが、1人の男に盗まれてしまう。 . . . 本文を読む
評価点:90点/1995年/アメリカ
監督:ジョン・ラセター
なぜ今まで誰も作らなかったのか。
保安官の人形ウッディ(声:トム・ハンクス)は、持ち主のアンディが誕生日を迎えることにはらはらしていた。
彼は今までアンディの惜しみない愛をほしいままにしていたが、新しいオモチャが与えられることで自分の座が危うくなるかもしれない、と思っていたからだ。
アンディのオモチャ仲間とともに様子を探ると、なん . . . 本文を読む
評価点:78点/2003年/フランス
監督:ギャスパー・ノエ
正しい表現構成と、正しい人物描写、そこにある〈真実〉の物語。
レクタム(直腸)という名のゲイバーに乗り込んだマルキュス(ヴァンサン・カッセル)は、テニアという男を必死で探していた。
その奥地へ進むにつれてヒートアップするマルキュスは、ついにテニアを見つける。
連れのピエールは「アレックスのことが心配だ、もう馬鹿なことは辞めよう」と . . . 本文を読む
新潮社の文庫100冊を毎年チェックするようにしている。
何となく時代や流れをつかむのに便利だからというのと、二冊読むと何かをもらえるというのに惹かれるからだ。
新潮社の売り出したい本ということもあって、気にするようにしている。
何年か前からずっとその中にあったのが、「朗読者」だった。
話の筋はほとんど知らなかったが、戦争ものということだけは知っていた。
そこで、反戦のような、お説教くさい話だろうと . . . 本文を読む
評価点:35点/2010年/日本
監督:本広克行
新しさもなければ、親しみもない。テーマまでない。
青島(織田裕二)は係長に昇進し、部下がつくようになっていた。
彼の最大の任務は、湾岸署の引っ越し。
滞りなく、かつ経費削減を目指し、三日かけて引っ越しを実行していた。
そんな日に、銀行の金庫が破られる事件が発生、またバスジャックも発覚。
現場に駆けつける捜査班だったが、被害は何もなかった。
不 . . . 本文を読む
評価点:75点/2008年/フランス
監督:ローラン・カンテ
カメラのぶれは、学校という空間にある〈揺らぎ〉そのものだ。
フランソワ(フランソワ・ベゴドー)は日本の中学二年生にあたる4年生の担任をもつ、フランス語の教師だった。
移民の街・パリ20区の公立中学では、フランス語をまともに話せない生徒たちが大勢いた。
フランソワは、なんとか彼らをフランスで生きていける力を身につけさせようと、四苦八 . . . 本文を読む
評価点:76点/2001年/アメリカ
監督:キャメロン・クロウ
主人公にとって、二人の女性は何を象徴しているのか。
出版社の大富豪の息子として生まれたデイビッド(トム・クルーズ)は、おもむろに自分の過去について話し始める。
セックスフレンドのジュリー(キャメロン・ディアス)とよろしくやる日々だった彼は、ある日一人の女性ソフィア(ペネロペ・クルス)と出会う。
恋に落ちたデイビッドは、はじめはゲ . . . 本文を読む
評価点:65点/2009年/アメリカ
監督:ジム・ジェリダン
僕が見ているのは、リメイク作か、オリジナルの亡霊か。
サム(トビー・マグワイア)は銀行強盗を起こして仮出所した弟を迎えに行った。
弟トミー(ジェイク・ギレンホール)が家族に帰ってきたその日は、サムはアフガニスタンへ出兵される送別会でもあった
不安を感じながらも自分の遺書を家族に宛てたサムは、派兵後まもなく、乗っていたヘリが追撃され . . . 本文を読む