本屋を物色していると、たまたま見つけた文庫本。
あまり興味もなかったのだが、海外でも評価されたという帯を見て買ってみた。
衝動買いするにはあまりにも積ん読が多く、そしてなかなかのページ数だった。
川上未映子の印象はほとんどなく、読んだこともなかったので過去との比較はできない。
主人公の夏子はアラサーになってもまだ独り身で、生活も安定していなかった。
幼少の頃から貧困で、小説家を目指して文筆生活 . . . 本文を読む
日本の住居可能な地域のほとんどはアスファルトが敷かれている。
アスファルトが街をつくり上げてきたといっても過言ではない。
日本は自動車産業が長らく基幹産業だった。
そして今現在でも、それは続いている。
だが、それが果たしてどこまで続くのか、それは誰にも分からない。
そして、いまドローンをめぐる技術革新が急速に進んでいる。
アメリカでドローンによって商品を宅配をするというのは数年前に話題になり、 . . . 本文を読む
評価点:70点/2021年/アメリカ/155分
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
月に照らされ目を閉じてそっと絡まる……。
レト・アトレイデス公爵(オスカー・アイザック)は、砂の惑星DUNEの統治を皇帝から任命される。
皇帝の底意に気づきながらも、DUNEに住む原住民フレメンとの交渉を念頭にその任務を受け入れる。
レトの息子ポール(ティモシー・シャラメ)は、母親レディから声による相手のコントロール . . . 本文を読む
日本の最低賃金は全く上がらない。
欧米諸国や他のアジアの国でも、賃金が上がっているというのに。
日本は「先進国」としての看板を外さなければならないのか。
そういう感情的な言説がSNSを中心に上がっているようだ。
たしかに賃金だけをみれば、日本は上がっていることはないのだろう。
だからといってすぐさま「貧しい国」「不幸せな国」「後進国」というような評価は、おそらく短絡的すぎる。
私たちは労働者で . . . 本文を読む
評価点:83点/2021年/イギリス・アメリカ/163分
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ
ボンドの罪と罰。
スペクターとの闘いの後、マドレーヌ・スワン(レア・セドゥ)とイタリアで隠退生活を送っていたボンド(ダニエル・クレイグ)は、それでもマドレーヌに心打ちを明かすことができなかった。
過去との決別のため、昔の恋人ヴェスパー・リンドの墓を訪れた際、何者かに攻撃される。
誰にも居場所を知られ . . . 本文を読む
評価点:68点/2018年/アメリカ/121分
監督:アントワーン・フークア
徹底したリアリズムに通底する、計り知れないロマンティシズム。
特殊工作員だったロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)は、今はタクシー運転手として働いていた。
目の前にいる目に付く困っている人を助けるという流浪人(るろうに)マッコールの日々だった。
ただし、「不殺(ころさず)」の決まりを守るどころか、「悪即斬」 . . . 本文を読む