二人目を抱いて母親(うちの奥さん)が病院にいったことがあった。
待合室にいると、隣にいた老婦が話しかけてきたそうだ。
「やあ、かわいい。私の手を握ってくれた。」
そういって少しの間あやしてくれた。
「私は子どもができなかったから」とさみしそうにつぶやいて、赤ん坊の手を触っていた。
育児や子育てのニュースや記事を見ると、「母親になったことを過剰にアピールする女性」や「子どもを産まない選択をすること . . . 本文を読む
少し前から不倫報道が過熱することで、私たちは「家族」というものについて改めて問い直す必要があることがわかってきた。
他人と他人が一緒に暮らすということが、自由になりすぎた世界でどれほどの必然性と継続性があることなのか。
「きょうだいリスク」ということばも、報道で目にするようになった。
兄弟姉妹が社会的弱者に陥った場合、どこまでその責任を負うべきなのか、というようなことだろう。
私は、この20年ほ . . . 本文を読む
私の会社でも、急速に「見える化」ということが重視されるようになった。
成果だけではなく、そのプロセスも克明に記録していくことが求められるし、見えていないことは、「ない」ことと等しいというような扱いにさえ感じる。
成果だけでははかれないことが多々あるし、たしかに働いている者としては、成果にならなかったことこそ、評価してほしいという気持ちもある。
だから、この流れはそれほど理不尽なことではないはずだ。 . . . 本文を読む
評価点:57点/2013年/アメリカ/117分
監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン
ほんわりしている。
ジョー(ニコラス・ケイジ)はアメリカの田舎町で材木を枯れさせる違法な仕事を取り仕切っていた。
集まってくるのは、黒人のごろつきばかりだった。
ある日、15歳のゲリー(タイ・シェリダン)が現れて、働かせてほしいと訴えてくる。
ジョーはゲリーを受け入れることにするが、彼の父親はゲリーに暴力を . . . 本文を読む
評価点:73点/2014年/カナダ・スペイン/90分
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
監督さん、そりゃないよ。
歴史の教師をしているアダム(ジェイク・ギレンホール)は、ある日同僚に映画を薦められる。
その映画を見ると、自分にそっくりな男が出演していた。
気になってその男のことを調べていくと、映画3本に出ている役者だった。
住所を調べ、役者の男(アンソニー)に電話をすると、その男の妻が出て、そ . . . 本文を読む