評価点:73点/2013年/アメリカ/98分
監督・脚本:ウッディ・アレン
すべてを失っても失えない女の業とは。
ジャスミンと名乗るジャネット(ケイト・ブランシェット)は、大富豪の夫ハル(アレック・ボールドウィン)と暮らしていたが、夫の不正取引が発覚し、一文無しになった。
夫は自殺、ジャスミンも大半の財産を差し押さえられて、義妹のジンジャーの元(サリー・ホーキンス)へやってきた。
それまでま . . . 本文を読む
朝日新聞の書評に載っていたのを知って、タイトルに惹かれて手に取った。
大阪大学のショセキカ・プロジェクトという企画から産まれた、各学部の垣根を越えた一つのテーマに向かって様々なアプローチをして思索を進めたという野心作である。
ドーナツの穴はどこまで削れるか。
ドーナツの穴はどこに存在するのか。
ドーナツには本当に穴があいているのか。
ドーナツを食べるとはどういうことなのか。
ドーナツってそもそ . . . 本文を読む
評価点:85点/2013年/アメリカ/153分
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
囚われの身となったのは誰なのか。
ケラー・ドーヴァー(ヒュー・ジャックマン)は二人の子どもをもつ父親だが、ある日、娘が突然失踪してしまう。
友人の娘とともに外出したが、戻ってこない。
兄が見た、見知らぬRV車が容疑者として上がってくる。
RV車はその日の深夜に見つかるが、二人の少女は見つからなかった。
刑事のロキ(ジ . . . 本文を読む
評価点:82点/2013年/アメリカ/111分
監督・脚本:ジェイソン・ライトマン
人生における〈接点〉
1987年夏、13歳の息子を持つアデル(ケイト・ウィンスレット)は夫と離婚し、失意の中にいた。
彼女にはパニック障害があり、外出を避けていた。
月に一度しか買い物に出ず、息子ヘンリーとともに車で出かけていた。
そんなある日、ショッピングセンターに出かけたとき、足をケガした男が車で送って欲 . . . 本文を読む
評価点:74点/2014年/アメリカ/143分
監督:マーク・ウェブ
これくらい馬鹿のほうがかえって安心できるのか。
高校を卒業しピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)とグウェイン(エマ・ストーン)は、それぞれの道へ進もうとしていた。
ピーターは彼女を失うのではないかという思いの中、スパイダーマンとしてNYを駆け回り、グウェンは科学者としてオックスフォード大学への進学を考えていた . . . 本文を読む
評価点:72点/2013年/アメリカ/114分
監督:ベン・スティラー
この映画よりももっと端的に示した故事成語がある。「案ずるより産むが易し」
雑誌「LIFE」のネガ管理担当のウォルター・ミティ(ベン・スティラー)はさえない日常を送る42歳の独身男性である。
同僚の写真部門のシェリル(クリスティン・ウィグ)に心を寄せているが、近づくきっかけがない。
そんなある日、会社が倒産し、事業再編され . . . 本文を読む