★ネタバレなし★
芥川賞受賞作からの「劇場」。
太宰に傾倒する又吉らしい作品と言えば作品だ。
現代の、太宰や、織田作之助を思わせる、「ダメ男」の話だ。
彼がそのあたりの作家と違うところは、描写によって物語世界へ引っ張っていくことばの強さだと思う。
そしてやはり、男なら一度は引き込まれてしまう、女の弱さと男の弱さをしっかりと描いている。
つまりは具体性と抽象性を兼ね備えた物語になっている。
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評価点:73点/2016年/アメリカ/116分
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
人は結末を知っていてもなお、人生を歩むことができるか。
言語学者のルイーズ・バンクス(エイミー・アダムス)は、大学の講義に出たとき突如緊急ニュースが入る。
なぞの飛行物体が地球上の12の地域に現れたのだ。
緊張する各国だったが、その中でルイーズは言語学者として彼らの発する音声を確認するために、軍に呼ばれる。
同じく物 . . . 本文を読む
評価点:63点/2017年/アメリカ/137分
監督:ジェームズ・マンゴールド
ローガンは何と闘うのか。
2029年、すでにミュータントは新たに生まれてくることがなくなり、過去の遺物となってしまった。
アメリカで運転手をしているローガン(ヒュー・ジャックマン)は、チャールズ(パトリック・スチュアート)らとともに、ひっそりと暮らしていた。
彼は体内のアダマンチウムが劣化し、死に瀕していた。
そ . . . 本文を読む