河内音頭でも有名な、河内十人斬りを題材にした小説。
朝日新聞の平成の30冊のなかに選ばれていることもあり、買ったままにしてあったのを探し出して手に取った。
大阪市内でサイン本として売られており、町田康のファン(あんまり読んでいないけど)なのでとりあえず買っておいたものだ。
城戸熊太郎は子どもの頃から甘やかされて育ち、妙な自信をもっていた。
しかし、周りとのやりとりの中で自分がそれほど能力が高いの . . . 本文を読む
ええ、その通りです。
映画館に行こうと思って、パトリシア・ハイスミスの「キャロル」を買ったものの、そのまま放置していた本ですよ。
ハイスミスといえば、有名な同性愛者で、彼女の作品の随所にそういう場面が出てくる。
「リプリー(太陽がいっぱい)」での描写も、憧れよりもむしろ恋愛に近い感情を持っている。
私は詳しくは知らなかったが、驚かない事実だろう。
ということで、積ん読になっていた作品を手に取 . . . 本文を読む