評価点:77点/2013年/アメリカ/98分
監督・脚本:デヴィッド・ロウリー
まさに西部劇、という感じ。
銀行強盗を試みたボブ(ケイシー・アフレック)と幼なじみのフレディ、ボブの子どもを宿していたルース(ルーニー・マーラー)は、失敗し逃走する。
父親の農場に立てこもっていたところを、ルースの発砲で警官が負傷した。
幼なじみフレディが殺されたことで、ボブは刑務所に入ることを覚悟し、ルースの身 . . . 本文を読む
子どもと遊ぶ。
その様子を見ていると、彼らがやっていることが、ほとんど仕事でも必要な能力を、自然と身につくだろう、と思える。
能力差がある相手となら配慮する。
ルールを説明して共通の理解を得る。
その場でルールを変える。
飽きたら別の遊びを始める。
その家や場所でやってはいけないことを確認しながら遊ぶ。
相手の表情や反応をみて、遊ぶ内容や方法を修正していく。
工夫と配慮に満ちた小学生たちのやり . . . 本文を読む
いつの間にか、自宅にボードゲームとカードゲームが並ぶようになった。
子どもたちは、毎日のように「ゲームしよう」と誘ってくる。
少し前までは、負けるとすぐに不貞腐れていたが、最近はそうでもない。
(そうでもあるときもあるが)
子どもが生まれるまでは、ほとんどこの種のゲームをしてこなかった私だが、子どもたちとやるようになって、そのおもしろさに気づかされる。
上の子が特に好きなのは、「カタン」というボ . . . 本文を読む
評価点:71点/2023年/日本/118分
原作:荒木飛呂彦
監督:渡辺一貴
もっとほしかったルーブル感。
次の作品にむけて、顔料を研究していた漫画家・岸辺露伴(高橋一生)は、不意に十代の記憶を呼び起こす。
「この世で最も黒い絵はなにか。それは山村仁左右衛門が描いた絵だ」
その思いにとりつかれた彼は、モーリス・ルグランという画家が描いたという黒い絵をオークションで競り落とす。
しかし、自宅に . . . 本文を読む
評価点:84点/2023年/日本/125分
監督:是枝裕和
すれ違う思い。
シングルマザーの麦野早織(安藤サクラ)は、息子の様子がおかしいことに気づき、問いただす。
湊(黒川想矢)は、小声で、「保利先生にやられた」と答えた。
異常な状況であることを悟った母親は、すぐに学校に問い合わせるが、学校の対応はいまいち要領を得ない。
担任の保利先生が「湊くんがクラスメイトをいじめている」とつぶやくのを . . . 本文を読む
何かと話題の生成AI、チャットGPT。
この流れを止めることはできないし、無関心を装うこともできないだろう。
しかし、だからといって無邪気に喜んでいるわけにもいかない。
チャットGPTが何をもたらすのか、ということを考えておきたい。
チャットGPTを少し触れば、その性能に驚かされるだろう。
まず「てにをは」のミスがない。
第一言語が日本語でない人は、手こずるという助詞の使い方にミスがない。
こ . . . 本文を読む