評価点:76点/2019年/アメリカ/161分
監督:クエンティン・タランティーノ
ハリウッドスターが、スクリーンを飛び出すとき。
1968年、ハリウッド。
テレビのスターから映画に鞍替えを図ろうとしたリック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は、かつてお茶の間のヒーローとして一世を風靡したが、すでに干されはじめていた。
オファーはすべて悪役で、センスのかけらもないようなものだった。
素行 . . . 本文を読む
評価点:75点/2020年/日本/133分
監督:大九明子
共感できない特殊性と、他人事とは思えない普遍性。
黒田みつ子(のん)は会社の中でも中堅に位置する社員となった。
しかし、おひとりさまを肯定し、気ままに生きている。
彼氏はもう何年もいない。
そんな彼女の仕事の先輩、ノゾミさんもまた独り身だ。
おひとりさまのみつ子は、いつしか脳内にもう一人の自分と会話することで生活するようになっていた . . . 本文を読む
評価点:75点/2016年/イギリス・フランス・ベルギー/100分
監督:ケン・ローチ
タイトルが、この映画のすべて。
大工のダニエル(デイブ・ジョーンズ)は心臓発作で倒れて以来、仕事ができなくなってしまった。
次第に改善しているとのことだったが、仕事についてはならないという診断だった。
しかし、役所に行っても「働ける」という判断になり、仕事ができるのにしていない状態と見なされた。
再診断 . . . 本文を読む
評価点:80点/2013年/アメリカ/116分
監督:マーク・フォースター
これは! 新手のスタンド使いか?!
国連の調査員だったジェリー(ブラッド・ピット)は家族との時間を優先するため、アメリカ・フィラデルフィアに住んでいた。
世間ではなぞのウィルスがニュースを騒がせていた。
ある日、いつも通り娘二人を学校に送ろうとしたとき、トラックが突っ込んでくる。
人が豹変し、人間を襲っていたのだ。
. . . 本文を読む
評価点:67点/2009年/アメリカ
監督:ニック・カサヴェテス
突きつけられた矛盾の矛先が丸い。
アナ(アビゲイル・ブレスリン)は意図的に作られた子どもだった。
それは姉のケイト(ソフィア・ヴァジリーヴァ)のドナーとしての役割を期待されての子どもだったのだ。
ケイトは14歳になった時、白血病に加えて腎不全を併発し、腎臓を妹のアナから提供されなければ生きていけない状態に陥る。
アナはそれまで . . . 本文を読む
評価点:79点/2010年/イギリス・アメリカ
監督:マーク・ロマネク
僕たちに「猶予期間」などない。
ヘイルシャムという学校では全寮制の規律正しい教育が行なわれていた。
トミー、キャシー、ルースの三人はその中で幼なじみとして過ごした。
そこでは心と体を健康であるように保つことが重んじられ、子どもたちは創作活動に熱心に取り組んだ。
新しくルーシー先生が彼らの担当になり、こんなことを授業で話した。
「あなた達の未来は既に決められています。
大きくなったら間もなく臓器提供されることになります。」
次の日ルーシー先生は退職されたと校長先生から報告される。
キャシーはトミーに恋心を抱いていたが、トミーはルースと恋に落ちる。
妙な三角関係のまま、成長した彼らは「コテージ」という場所に移り住むことになった。 . . . 本文を読む
評価点:53点/2007年/アメリカ
監督: シャリ・スプリンガー・バーマン&ロバート・プルチーニ
すべてにおいて中途半端なコメディ。
大学で人類学を専攻していたアニー(スカーレット・ヨハンソン)は就職の面接で「あなたを説明してください」といわれ、絶句してしまう。
自分という存在のなさに途方に暮れていたところに、ミセスX(ローラ・リニー)なる貴婦人が現れ、ナニーにならないかと持ちかけられる。 . . . 本文を読む
評価点:55点/2003年/アメリカ
監督:ジョン・シングルトン
ブライアン(ポール・ウォーカー)は、前作で犯人に車を渡したことで、警察官を辞め、ストリートレーサーになっていた。
彼は、深夜にレースをしていると、警察が現れ逮捕されてしまう。
取調室にいた彼が持ちかけられた話は、取引。
麻薬密売人のボス・ベローンの逮捕のため、またしても、おとりとして潜入捜査を依頼される。
彼は、幼馴染のレーサー . . . 本文を読む
評価点:78点/2001年/アメリカ
監督:ロブ・コーエン
超絶スピードの極限カーチェイスの世界。
ハリウッドでトラック輸送を狙った強盗団がいた。
その手口は、走行中のトラックを超スピードで囲み走行中のトラックごと盗むというものだった。
一方、賭けのストリート・レースのスター、ドミニク(ヴィン・ディーゼル)の前にレース新米のブライアン(ポール・ウォーカー)が勝負を挑んできた。
レースに負けた . . . 本文を読む
評価点:60点/2006年/アメリカ
監督:オリーバー・ストーン
人々のあとについて回る映画だ。
2001.9.11の朝。ニューヨークの湾岸警備にあたる警官たちは、いつもどおりに出勤し、点呼を確認した。
ジョン・マクローリン(ニコラス・ケイジ)は、突然の轟音に驚いた。
ニュースでは貿易センタービルに飛行機が突っ込んだという第一報を流していた。
万事に備えていた彼らにとっても、不測の事態であっ . . . 本文を読む