評価点:85点/1998年/アメリカ/139分
監督:F・ゲイリー・グレイ
築かれた信頼関係。
人質事件を専門に扱う交渉人であるダニー(サミュエル・L・ジャクソン)は、また無傷で人質事件を解決し、署長の誕生日を皆で祝っていた。
そのとき相棒のネイサンが「傷害保険を不正に流用している者がいる。その中には仲間たちが含まれている」と話す。
詳しい話ができずに、別れたダニーは、夜中に再び呼び出される . . . 本文を読む
評価点:45点/2016年/アメリカ/129分
監督:ジョン・M・チュウ
失われた信頼関係
秘密結社アイは、前作の騒動から一転身を隠すように4人のホースメンに指示し、四人は次の活動を伺っていた。
FBI捜査官のディラン(マーク・ラファロ)は捜査官としてホースメンをサポートしようとしていた。
いよいよ満を持して彼らは新しく発売される端末に、すべての個人情報を監視するシステムが仕組まれていること . . . 本文を読む
★ネタバレなし★
言わずもがな、芥川賞作家で、医者の南木佳士の短編集。
表題作が芥川賞を受賞した。
「医学生」と同時に購入していたが、さまざまな複雑な事情が絡んで、ようやく積ん読から解放された。
医者であることが作者の土台になっているので、当然題材は医者や医療に関するところだ。
今では超エリートか、超お金持ちしか医者になれない傾向にあるが、彼が医者になった頃にはもっと多様な人間が医者になってい . . . 本文を読む
★ネタバレなし★
こちらも長らく積ん読になっていた小説。
井上ひさしはずいぶん前から読もうと思っていたのに、手に取ってこなかった。
「吉里吉里人」は昔学生時代に勧められたが、結局買ってもいない。
日本語についてのエッセイも数多く執筆している井上ひさしの短編だが、とてもおもしろい。
なぜ今まで読んでこなかったのか、後悔している。
短編でありながら、数行で私たちの心を掴む描写、そして結末の数行で私 . . . 本文を読む
★ネタバレなし★
鷲田清一が新聞で紹介していたのを見て、「こいつはこんな本も読んでいるのか」と思って購入した本。
こちらもずいぶん長い間我が家の積ん読になっていた。
統合前後のドイツの大統領で、文字通り演説集となっている。
時代背景を教科書レベルでしか知らない私は、すでに統合してずいぶん経つ西ドイツと東ドイツとの軋轢や葛藤のようなものを肌で感じたことはなかった。
だから、この本を読んでも、「共 . . . 本文を読む
評価点:56点/2017年/日本/127分
監督:佐藤信介
これが評価されるなら、日本映画は同情のまなざしで見られているということ。
35歳独身(同棲中)、漫画家のアシスタントの鈴木英雄(大泉洋)は、いつもの通り自宅とアトリエとの往復に明け暮れていた。
ある朝、自宅に帰ると彼女の様子がおかしかった。
いきなり彼女に襲われた英雄は、思わず彼女を殺してしまう。
趣味の猟銃を抱えて仕事場に戻るが . . . 本文を読む