secret boots

ネタバレ必至で読み解く主観的映画批評の日々!

村上龍「五分後の世界」

2014-01-29 21:28:36 | 読書のススメ
筒井康隆のほうを後に読んで、こちらを先に読んだ。 だから「愛のひだりがわ」についてはパンチに物足りないと思ったのかもしれない。 村上龍と村上春樹は同時期に、そして同じ名字で比べられることが多いようだ。 どっち派? というような言われ方がよくされる。 私は春樹をたくさん読んでいたので、龍についてはあまり触れる機会がなかった。 それではそろそろ、と思っているところに、職場の雑談の中で龍の名前が出てき . . . 本文を読む
コメント

筒井康隆「愛のひだりがわ」

2014-01-27 22:03:33 | 読書のススメ
そろそろ筒井康隆でも読もうかと思っていたら、本屋にあったのを見つけた。 少し前に新潮の100冊にも入っていたかと思う。 その紹介文もほとんど覚えていなかったから、予備知識はなしで読んだ。 いわゆるジュブナイル小説で、筒井康隆らしい毒っ気と爽快さがある。 主人公の月岡愛は父親が逃げ、母親とともに料理屋に居候していた。 その母親も倒れて死に、血のつながりのないその料理屋の主人の家に、住まわせてもら . . . 本文を読む
コメント

かぐや姫の物語

2014-01-26 13:52:53 | 映画(か)
評価点:61点/2013年/日本/137分 監督:高畑勲 至極退屈。 昔々、竹を採って生計を立てていた造という翁(声:地井武雄)が光る竹を見つけ、その中からかわいらしい女の子を見つけた。 大切に育てていると、たいそう大きくなり、美しい女性(声:朝倉あき)へと成長した。 翁は同じ竹林で黄金の詰まった竹を見つけることも度重なり、都に上り、貴族として暮らし始めるが……。 2013年に公開したジブ . . . 本文を読む
コメント (2)

2013年 映画総括

2014-01-25 22:47:07 | 不定期コラム
2013年は29本の映画を映画館で鑑賞した。 同じ作品を二度見に行ったことはないので、29作品ということになる。 やはり前半は良いペースで見られたのだが、後半からは満足に映画館には行けなかった。 見逃した作品も多く、悔いは残る。 さっそく、ベスト10を発表しておこう。 1位「悪の法則」 抽象的な物語で、ほとんど具体的に何が起こっているかわからない。 にもかかわらず、死に方は誰もが具体的でリアルで . . . 本文を読む
コメント (2)