筒井康隆のほうを後に読んで、こちらを先に読んだ。
だから「愛のひだりがわ」についてはパンチに物足りないと思ったのかもしれない。
村上龍と村上春樹は同時期に、そして同じ名字で比べられることが多いようだ。
どっち派? というような言われ方がよくされる。
私は春樹をたくさん読んでいたので、龍についてはあまり触れる機会がなかった。
それではそろそろ、と思っているところに、職場の雑談の中で龍の名前が出てき . . . 本文を読む
そろそろ筒井康隆でも読もうかと思っていたら、本屋にあったのを見つけた。
少し前に新潮の100冊にも入っていたかと思う。
その紹介文もほとんど覚えていなかったから、予備知識はなしで読んだ。
いわゆるジュブナイル小説で、筒井康隆らしい毒っ気と爽快さがある。
主人公の月岡愛は父親が逃げ、母親とともに料理屋に居候していた。
その母親も倒れて死に、血のつながりのないその料理屋の主人の家に、住まわせてもら . . . 本文を読む
評価点:61点/2013年/日本/137分
監督:高畑勲
至極退屈。
昔々、竹を採って生計を立てていた造という翁(声:地井武雄)が光る竹を見つけ、その中からかわいらしい女の子を見つけた。
大切に育てていると、たいそう大きくなり、美しい女性(声:朝倉あき)へと成長した。
翁は同じ竹林で黄金の詰まった竹を見つけることも度重なり、都に上り、貴族として暮らし始めるが……。
2013年に公開したジブ . . . 本文を読む
2013年は29本の映画を映画館で鑑賞した。
同じ作品を二度見に行ったことはないので、29作品ということになる。
やはり前半は良いペースで見られたのだが、後半からは満足に映画館には行けなかった。
見逃した作品も多く、悔いは残る。
さっそく、ベスト10を発表しておこう。
1位「悪の法則」
抽象的な物語で、ほとんど具体的に何が起こっているかわからない。
にもかかわらず、死に方は誰もが具体的でリアルで . . . 本文を読む