評価点:76点/2009年/アメリカ
監督:クエンティン・タランティーノ
一本の映画の力=パワーとは。
1941年フランスのある地域で、一台の車が一軒の農家に着いた。
その車に乗っていたのはユダヤ・ハンターという異名を持つナチスドイツのハンス・ランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)だった。
彼は主と二人きりになり、英語で話し始めた。
「ユダヤ人の一家をかくまっているだろう。
素直に居場所を教えれ . . . 本文を読む
評価点:90点/2009年/アメリカ
監督:ジェームズ・キャメロン
大きな〈物語〉に抱かれたナヴィと、孤独な人間の、物語。
戦争で負傷したジェイク(サム・ワーシントン)は、一卵性の双子の弟がいた。
科学者だった弟は、志半ばで死に、半身不随になっているジェイクにビジネスを持ちかける。
弟が開発していたシステムを代わりに動かせば、足を元通りに治してやる。
生きる意味を見失っていたジェイクは、高額 . . . 本文を読む
評価点:65点/2009年/アメリカ
監督:マイケル・マン
いくら格好良いといっても、カメラが近すぎる。
世界大恐慌から数年たった1933年。
ふらっと刑務所に現れたデリンジャー(ジョニー・デップ)はあっという間に仲間を脱獄させた。
仲間を得た彼は大恐慌に揺れる世間を騒がせる銀行強盗となった。
あるとき、シカゴで見つけた女性(マリオン・コティヤール)に一目惚れした彼は、そのビリーを連れて銀行 . . . 本文を読む
評価点:86点/2008年/アメリカ
監督:ジェームズ・マンゴールド
これが、近代合理主義には理解できない、男の世界。
南北戦争が終わってまもなく、ベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)という悪党一味が各地の現金輸送馬車を襲っていた。
そんな世間の噂よりも、ダン・エヴァンズ(クリスチャン・ベイル)は、来週までに借金を返せと脅される日々が続いていた。
彼は南北戦争で負傷した片足と、咳で苦しむ息子が . . . 本文を読む
評価点:46点/2007年/アメリカ
監督:アントワーン・フークア
典型的原作依存症候群。
アメリカ軍が誇るスナイパーのボブ・リー・スワガー(マーク・ウォルバーグ)は、任務中、予想外のヘリに狙撃され、仲間を失ってしまう。
闘いに疲れた彼は、母国に帰り、山奥深くに隠居する。
三年後、彼の元を訪ねたのはアイザック・ジョンソン大佐(ダニー・グローバー)
で、大統領暗殺の計画が実行されるという情報が . . . 本文を読む
評価点:90点/1961年/アメリカ
監督:ロバート・ワイズ&ジェローム・ロビンズ
あまりにも格好良すぎる。あまりにも鮮烈過ぎる。
ジェット団はニューヨークのウェストサイドを牛耳る不良の集まり。
ポーランド系アメリカンの彼らは他のグループをつぶしながら勢力を伸ばしていた。
一方プエルトリコからの移民のシャーク団は最近めきめきと力をつけてきた。
目の上のたんこぶだったシャーク団を一気に滅ぼそう . . . 本文を読む
評価点:70点/2007年/アメリカ
監督:アダム・シャンクマン
巻き込む。
少し太めのトレーシー(ニッキー・ブロンスキー)は午後にあるダンス番組に夢中の女の子。
ある日番組のダンサーが一人「9ヶ月ほど休養」することになる。
ダンサーのオーディションがあることを知ったトレーシーは、母親エドナ(ジョン・トラボルタ)が止めるのも聞かずに、オーディションを受ける。
プロデューサーのベルマ(ミシェル . . . 本文を読む
評価点:75点/2009年/アメリカ映画
監督:ローランド・エメリッヒ
そこまでしないとリセットできないのか。
売れない作家を続けているジャクソン(ジョン・キューザック)は、二人の子どもを連れて離婚した妻の元を訪れる。
子どもをキャンプに連れて行く約束していたのだ。
いつも通り、寝坊した挙げ句、肝心の車にエンジンがかからない。
仕方なく仕事(副業)で使用しているリムジンで子どもの元へ駆けつけ . . . 本文を読む