評価点:86点/2024年/日本/58分
監督:押山清高
作り手による、二つの矜恃。
田舎に住む小学生の藤野歩(声)は毎週4コマ漫画を学年通信に連載していた。
周りからちやほやされて、漫画家になれる、と褒められるのに喜びを感じていた。
そんなある日、先生から4コマ漫画の枠を、不登校の京本にわけてあげてくれ、と頼まれる。
どうせ描けっこない、とたかを括っていた藤野だったが、完成した学年通信を . . . 本文を読む
評価点:78点/2023年/フランス/152分
監督:ジュスティーヌ・トリエ
わかりあえないということ。
フランスの山間の村で暮らす作家の夫婦が、視覚障害のある息子と住んでいた。
ある日、大音量で家の階層作業をしていた夫が死体となって発見される。
発見したのは散歩に出かけていた息子で、当時家には妻のサンドラだけがいた。
サンドラは息子の声で午睡から目を覚まし、異変に気づく。
しかし、不自然な . . . 本文を読む
評価点:37点/2018年/アメリカ/140分
監督:フランシス・ローレンス
もう何もかもむちゃくちゃ。
ロシアのバレエ団で主役を務めていたドミニカ(ジェニファー・ローレンス)は、ある日アクシデントで右足に重傷を負ってしまう。
失意にくれるドミニカは、体の悪い母親の面倒をバレエ団に依存していた。
その弱みを知った叔父のワーニャは情報局の高官だった。
彼はドミニカを陥れたバレエの同僚のやりとり . . . 本文を読む
評価点:66点/2020年/アメリカ/90分
監督:アニーシュ・チャガンティ
最後まで観客を逃がしてはくれない。
その子は超未熟児で生まれ、肢体不自由、糖尿病、ぜんそくなど先天的な疾患が数多くあった。
名前はクロエ(キーラ・アレン)と名付けられ、大切に母親に育てられてきた。
彼女が年齢的に大学を目指せるようになったころ、大学からの合格通知を心待ちにしていた。
しかし、返事はない。
糖尿病から . . . 本文を読む
評価点:44点/2021年/日本/121分
監督・原作・脚本:細田守
すべてが“借り物”である。
すず(声:中村佳穂)は自分の声に自信を持てない女子高校生。
幼なじみの忍(声:成田凌)に憧れていた。
すずは幼い頃に事故で母親を亡くし、孤独を感じていた。
そんなとき、同級生から〈U〉というメタバースを紹介されアバター〈BELLE〉を作った。
身体とリンクさせる〈U〉では、潜在的な能力が発現され . . . 本文を読む
評価点:55点/2019年/アメリカ/119分
監督:ジョン・ファブロー
「仏作って魂入れず」
サバンナの王、ライオンのムファサに子どもシンバが生まれた。
サバンナは喜び宴を催したが、ムファサの弟スカー(傷の男ではない)はそれを快しとしなかった。
物心がついたシンバをそそのかし、サバンナの禁忌であるゾウの墓場に連れて行く。
シンバとその幼なじみナラ(奈良ではない)は、ゾウの墓場を縄張りにして . . . 本文を読む
評価点:78点/2019年/アメリカ/131分
監督:クリント・イーストウッド
憧れから失意へ。
1996年、アトランタ・オリンピックにアメリカはわいていた。
開催期間中、同じジョージア州の公園で警備していたリチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)は、不審な荷物を発見する。
何もないだろうという同僚たちの声を退け、マニュアル通りに手続きを始めると、爆発物だと分かる。
必死に逃がそ . . . 本文を読む
評価点:75点/2012年/スペイン/111分
監督:オリオル・パウロ
秀逸なサスペンスドラマ。
死体安置所の夜警が驚いて林の中を逃げ出し、道路に飛び出て車に轢かれる。
何に驚いたのか、防犯カメラにも証拠が残っていなかった。
そこにあったはずの新しい死体が消えていた。
その死体はいくつもの会社を抱える女実業家マイカ(ベレン・ルエダ)のものだった。
その死体の夫、アレックス(ウーゴ・シルバ)の . . . 本文を読む
評価点:73点/2018年/アメリカ/140分
監督:スティーブン・スピルバーグ
あの映画の世界が完全に再現されているという驚き。
2045年、地球のリアル世界はますます希望のない世界になっていた。
そんな中、底辺層の人々までも多くの人々を巻き込んだゲーム「オアシス」に、スタック出身のウェイド/パーシヴァル(タイ・シェリダン)も夢中になっていた。
アバター名は、パーシヴァル。
彼は、オアシス . . . 本文を読む
評価点:63点/2017年/アメリカ/137分
監督:ジェームズ・マンゴールド
ローガンは何と闘うのか。
2029年、すでにミュータントは新たに生まれてくることがなくなり、過去の遺物となってしまった。
アメリカで運転手をしているローガン(ヒュー・ジャックマン)は、チャールズ(パトリック・スチュアート)らとともに、ひっそりと暮らしていた。
彼は体内のアダマンチウムが劣化し、死に瀕していた。
そ . . . 本文を読む