評価点:83点/2009年/イギリス
監督:ダンカン・ジョーンズ
僕たち自身が月に囚われた者たちだ。
近未来、月の裏側で発見された新エネルギーを発掘し、地球に送るため、一人の男サム・ベル(サム・ロックウェル)が3年契約で駐在していた。
同居者はおらず、一台のコンピューターとともに三年過ごしていた。
もうじき契約を終えようとしていたとき、サムは脇見運転をしていて、事故を起こしてしまう。
目覚め . . . 本文を読む
評価点:45点/2010年/アメリカ
監督:リドリー・スコット
渡りに船、映画。
12世紀末、長い十字軍遠征に辟易しながらも、ロビン・ロングストライド(ラッセル・クロウ)は優秀なアーチャーとして帯同していた。
フランスの城を落としながら、物資を得ていたイングランド王、リチャードは敵の矢に討たれてしまう。
王冠を直ちに本国へ届ける名を受けたロバート・ロクスリーだったが、その道中待ち伏せに遭い殺 . . . 本文を読む
金曜朝、のどが異常に痛いと思いつつ、それでも仕事に穴を開けるわけにはいかず、とにかくいつもどおりに出勤することにした。
ついたとたん、これはやはり無理だと思い帰ることを決意したが、とりあえず管理職が来るまで待とうと思っていた。
ますますテンションがおかしくなってくるころ、僕の課の上司が「言っておくから早く帰れ」とおっしゃったので、そそくさと帰ることにした。
が、おそらく今思えばこれが悪かったのだ . . . 本文を読む
評価点:60点/2010年/日本
監督:トラン・アン・ユン
語る位置を失った「僕」。
1976年、高校生のキヅキ(高良健吾)と直子(菊池凛子)、そして「僕(ワタナベ(松山ケンイチ))」は、恋人と友人という奇妙な関係でずっと三人一緒だった。
ある日、突然キヅキは車に排ガスを引き込み、自殺してしまう。
大学生になり、逃げるように東京に向かった僕は、東京で直子と再会する。
キヅキの話題に全く触れ . . . 本文を読む
評価点:53点/2010年/日本
監督:森田芳光
現代の日本を象徴するような邦画。
幕末の江戸時代、金沢城で「算用者」として城の経理を担当する部門に代々使えていた猪山信之(中村雅俊)とその子直之(堺雅人)は、慎ましい生活を送っていた。
ある日、金沢城主からのお救い米を巡る騒動に巻き込まれた直之は、自らの足でその不正を暴こうとしたが、上司に咎められ口をつぐむことにする。
結婚を控えていた直之は . . . 本文を読む
映画がこの世に生まれてすでに100年以上が経過している。
その間で、カメラが動き、音を響かせ、色がつけられ、そして3Dで表現することが可能になった。
必然的に表現の多様性が生まれ、多くの人を感動させ、さらに多くの人を失望させた。
映画の目的は何か。
そんな問いはすでに忘れ去られている。
なぜなら、映画の目的は何か、という問いは、答える人によって答えるべき内容が違ってくるからだ。
ある人は自分の . . . 本文を読む
評価点:74点/2002年/アメリカ
監督:スパイク・リー
もっとシンプルにしても十分おもしろかったかも。
麻薬密売人だったモンティ(エドワード・ノートン)は仲間のタレコミによって七年の実刑をくらう。
翌日刑務所に送られるというその日、モンティは幼友達らとささやかな送別会を開いてもらう。
組織のボスニコライに呼びかけられたモンティは、ニコライの待つバーを訪れる。
「セントアンナの奇跡」を . . . 本文を読む