★ネタバレなし★
「社会を変えるためには」を読んでから注目していた。
大型書店で平積みしてあったのを見て、手に取った。
「戦時中」「戦後」をこのような形で切り取る本はあまりなかったと思う。
筆者の父、謙二がどのような人生を歩んできたのか、ということを当時の社会的背景とともにまとめたものだ。
中国への出征、シベリア抑留、結核療養など、戦中戦後に問題となった出来事を体験している。
その一方で、日本 . . . 本文を読む
おそらく私が最も人生で何度も読んだ本が、この「坊っちゃん」だろう。
何度読んでもおもしろい、ということと、なぜか読みたくなるタイミングが訪れるからだ。
今回は夏休み前後で、夏の読書として平積みしてあったのを手に取った。
何度も読んでいるにもかかわらず、結局10年以上読んでいなかったので、懐かしくなったのかもしれない。
まさに漱石らしい、書かれた時代が明治時代だとは思えないほどの軽妙な語り口だ。 . . . 本文を読む